音楽界から、結弦くんへ。 | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

今日は待ちに待った羽生結弦プログラムコンサートがテレ朝さんのCh2で放送されました。遠方にお住まいの方、諸事情で会場に行けなかった方、ご覧になれましたか?

 

結弦くんのメッセージと、指揮者の永峰大輔さん、ピアニストの塩入俊哉さん、福間洸太朗さんのお話を文章に残しておきたくて、書き起こしました。

 

永峰さん、塩入さん、福間さんのお話は、今の結弦くんへのメッセージのように聞こえました。

 

音楽家の皆さんは、なぜ結弦くんを評価されているのか、その理由を詳細に言葉にしてくださっていますね・・・。

 

 

「羽生選手の演技は、音楽家が音楽を表現する体験と似ている」

「音一つ、ハーモニー一つに意味を込めている」

「音楽を身体で感じている」

「観ていてなぜか涙が出てくる」

「手の動きにまで音がある」

「自分の魂に響いてくる」

「ここまでの広さと重さを持った音楽と一緒に演技をしているのは驚異的」

「生きることの喜びだけでなく、厳しさも表現できる」

「音を纏うスケーター」

「神がかった別次元の演技」

「羽生選手とのコラボは自分の人生の一生分の運を使い果たしたんじゃないか、というぐらい光栄なこと」

「演奏者の呼吸を瞬時に感じ取り、音にはめている」

「音の持つ性格、表情、感情、音がどのように伸びて消えていくか、というところまで表現している」

「高難度のジャンプ、スピン、そういう大技も、音楽表現の一部、芸術作品の一部、という風に捉えている」

 

結弦くんの頑張ってきたことは、伝わっているんですよ。私たち一般のファンのみならず、芸術の分野で研鑽を積み、活躍されいる音楽家の皆さんにも、しっかり伝わっているんですよね。

 

ジャッジが御自分のつけた点数の理由を説明することができなくても、音楽家の皆さんはこんなに詳細に言葉にしてくださっています。真実だから、言葉にすることができるのだと思います。

 

結弦くん、これからも、どうか自分を信じて、スケート道を追い求めていってくださいね。私も、一生応援していきます。

 

羽生結弦プログラムコンサート 

~Music with Wings~より

https://www.musicwithwings.jp/

 

■ 結弦くんからのメッセージ

 

「皆さん、ようこそ、コンサートへ。羽生結弦です。フィギュアスケートに音楽は欠かせないものです。一つひとつの音が合わさり、そして、その中でジャンプを跳んだり、スピンを回ったり、音楽というものがあるからこそ、そこに表現や技術、そして、プログラムというものが生まれてくるのだと僕は思っています。だからこそ僕はフィギュアスケートを通し、音楽を表現していきたいと強く思っています。今回は、僕が初めて演じたプログラムから今シーズン演じているプログラムまで、様々な楽曲を演奏していただきます。最後までどうぞ、お楽しみください」

 

■ 指揮者:永峰大輔さん

 

 

Q:フィギュアスケートにおける音楽の役割について

 

「僕はですね、本当に一言で言うとやっぱり、フィギュアスケートという競技が、音楽が加わることによって“芸術になる”という風に感じております。僕はフィギュアスケートを観るのがとても好きで、まぁ、皆さんほどではないかもしれないですが、すごく好きで、よく観るんですけれど、特に羽生選手の演技を観ていると、何故か観ていて涙が出てくるんですよね。僕はなんか“おかしいのかな?”なんてずっと思っていたんですけど、今回、このプログラムを指揮させていただいて一つ感じたことは、やはり羽生選手って、すごく音楽を身体で感じていらっしゃるんですよね。その演技を観ていることが、すごく僕にとって”音楽をしている、音楽を表現している”という体験と似ていて、それが自分の魂というか、心に響いてくるなと感じています。また僕は、羽生選手の手の動きがすごく好きで、本当に手のこの辺までちゃんと音があるな(左手を挙げて指先を動かす動作)と感じるんですけどね。本当に皆さんには大変申し訳ないんですが、僕は今日はスーパー特等席(大画面の目の前)で楽しませていただいているんですけど、僕、映像と一緒に音楽をやっていて一つ気づいたことがあって、“シンプルなものにエネルギーを注ぐ難しさ、そして、大切さ”ということなんですけれども、音をひとつ、ハーモニーひとつ取ってもその中に、羽生選手が演技をしているのを観ていると、そこにいろんな意味を込めなきゃいけないな、ということを再認識させられて、本当に今日は僕と、そしてこのオーケストラの皆さんと、そして今日、会場にいる皆さんと、皆で「羽生結弦」を表現しているんじゃないかと、そういう風に感じております」
 

■ 塩入俊哉(ピアノ)さん

 

 

Q:2015年には塩入さんの生演奏で、羽生選手が演技されたこともあったというこの「天と地のレクイエム」ですが、その時のエピソードをお聞かせいただけますか?

「生演奏でフィギュアの演技をしていただくということは非常に、実は大変なことで、やはり、時間軸を狂わす訳にはいかないんですね。3回転、4回転(ジャンプ)、そういうのも含まれてくるので、それなのにこの時羽生選手は、“自由に弾いてください”と。“この曲への思いをピアノに乗せていただければ、僕はどんなテンポでも、どんなきっかけでも踊れます”と、そう、伝えてくれて、ちょっと胸が熱くなりました。“本当のコラボレーションをやるんだ、これから”ということで。後で映像を見てみると、ストン、ストンとはまっていくその凄さというのを感じましたね。まぁ、今日、こうやって長いプログラムを聴いていただくと、羽生選手が弱冠25歳にして、ここまでの広さと重さを持った音楽と一緒に演技をしているということは、本当に驚異的な事だと思うんですけれど、まさしく、“音を纏うスケーター”だと思う訳ですが、次の曲もそうなんですけれど、生きることの喜びもなんですが、厳しさ、そういうものを表現してくれて、この間の年末に、エキシビションで『SEIMEI』を演奏させていただいたんですけれど、あの時は本当にそういう人たちへの祈りまでも感じる。そういうちょっと神がかった別次元の演技を見せてくれたので、これから応援する僕たちへ。今度は僕たちが羽生選手にお返しをする番だなと思っているので、皆さんもどうぞ、よろしくお願いします」

 

■ 福間洸太朗(ピアノ)さん

 

 

Q:福間さんは羽生選手と親交もあるということなのですが、同じ表現者として羽生選手のことをどのようにご覧になっていますか?

「はい。親交がある、と言ったらすごい大げさかなと思うのですが、2015年にファンタジー・オン・アイスという日本のアイスショーで、羽生結弦選手と私はご一緒させていただいたんですね。でも、もともとは、そのショーでは羽生選手と一緒にコラボする予定はなかったんですけれど、羽生選手の方から、私とショパンの『バラード第1番』でコラボしたい、と言ってくださり、千秋楽の本当に最後の最後に、サプライズ・コラボをさせていただきました。もうなんか、自分の人生の一生分の運を使い果たしたんじゃないか、というぐらい光栄なことだったんですけれども、でも、お互いにとってかなりのチャレンジだったんですね。というのも、ご存じの方も多いかと思うのですけれども、ショパンの『バラード第1番』は全曲弾くと9分ちょっと、まぁ、10分近くあるうちの編集されたものを、一夜で私、勉強しなきゃいけなかったというのもチャレンジだったんですけれども、羽生選手にとっても、普段使っている音源とは全然違う演奏なので、特にこのバラードという曲はテンポの変化が激しいんですね。なので、演奏者によってテンポ感だったり、『溜め』の長さもかなり違うので、瞬時に合わせるというのは大変だったと思うんですけれど、もう、彼の音楽的センスなのか、何なのでしょうか、演奏者の呼吸というものを瞬時に感じ取って、音にはめてくださって、ただ音にはめる、合わせるだけじゃなくて、音の持っている性格とか、表情とか、感情とか、音がどのように伸びて、消えていくか、というところまで表現してくださったのは、本当に凄いなって私は思ったんですね。もう一つ、言いたいんですけれども、今、ジュニア世代から男子シングルまで4回転とか、それだけでもう本当に凄いことなんですけれども、羽生選手の素晴らしいのは、高難度のジャンプとか、スピンとか、そういう大技も、音楽表現の一部、芸術作品の一部、という風に捉えているな、というのを私は感じ取って、すごい、嬉しく思うんです。それができるアスリートというのは本当に限られているんじゃないかなと思うので、本当にこれからも、どんどん、どんどん、高みを目指して、頑張ってもらいたいなと。一生、応援していこうと思っています」

 

2020.02.15 Ch2 より

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ちょっと個人的な感想なのですが・・・。

 

今日のテレビ放送で福間さんがショパンの「バラード第1番」を弾き終わった後、それまで曲の中にどっぷり入り込んでいらしたのに、ふっとこちらの世界に戻って来られた、というような表情をされていたところが、結弦くんがこのプログラムを演じ終わった時の雰囲気ととても似ているな、と感じました・・・。福間さんはピアノで、結弦くんはスケートで、ショパンを弾いていたんですね・・・。
 

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