社会が複雑化し、消費者の要求が多様化し、仕事が煩雑化している現在、リーダーには様々な能力が要求されます。

 

もちろん、職種により違いますが、たとえば、

 

・営業力

・企画力

・決断力

・行動力

・忍耐力

・先見性

・人間関係構築能力

・コミュニケーション力

・問題発見能力

・問題解決能力

・指導力

・感化力

・洞察力

・不動心

 

  ・

  ・

 

すべての能力を身に付けるのはそんなに簡単ではありませんが、このような世界があり、上には上がいることを知ることは、とても楽しいものです。

 

 

この能力を身に付けていく過程にこそ、人生のダイナミズムがある、といえるかもしれません。

 


などと悠長なことを言っている暇は無いのが現実でしょう。

 

 

仕事をしている限り、このような能力を身に付けないと置いていかれることとなります。

 

職場環境に恵まれ、身近にお手本となる良い人がいると、上達も早くなると思います。

 

 

もしそうでなくても、心配する必要はありません。

 

 

これらの能力が仕事上必要とされる部署にいると、自然に身に付くものでもあります。

 

それは、下記のような工程により現実のものとなります。

 

 

①長い期間、真剣に仕事をしていると、日常茶飯事のように、問題が発生します。

 

②その問題の解決に取り組んだり、あるいは、業績アップのための努力を怠らないでいると、


③いつの日か、自分自身にこれまでとは違った能力が身に付いていることに気が付くこととなります。


 

真剣に仕事をしているかどうか、により上達の差はありますが、

 

長年、真面目に仕事をしていれば、勝手に身に付くものでもあると思います。

 

(身に付いていないと、リストラの対象になる?)


              

もちろん、個々人において、能力の差、というものはありますが、

 

熱意を持って仕事に取り組み、

 

日々、精進を忘れなければ、

 

その差は時間の経過とともに、埋められるものでもあります。

 

 

 

 

○○課長は、業績をあげることにより、自分が担当部署を背負っているという自負があったことは既に述べました。

 

上記の様々な能力を身に付けていました。

 

 

私が願っていたのは、さらに、もう一段階うえの考え方を身に付けて欲しかった、ということです。

 

 

具体的に言うと、

 

たとえ自分に関係の無い部署の事件であっても、

 

その責任を負うくらいの姿勢を身に付けて欲しかった、

 

ということです。

 

 

責任の無い部署の出来事であっても、(同じ会社であれば一蓮托生であるくらいの姿勢を示して)自分の出来事であると思って対応を考える、

 

 

このような人こそが望まれ、リーダーに相応しいと思うわけですが、それはなかなか困難なようでもあります。