企業人であれば、出世し、地位と収入が上がるのは嬉しいことです。

 

それに伴って責任も重くなるので、先の○○課長のように悩む方も出てくるでしょうが、これは、昨今の不況の影響が大きいと思えます。

 

 

○○課長にしても、大型倒産が見えていたので悩んだわけで、その心配がなければすんなりと進んだものと思えるからです。

 

 

このように、「平時の世」であれば、私の「人間の価値」に対する考え方も、違ったものとなっていたものと思います。

 

 

大会社で重役でもやっていれば、「価値の大きい人」と、判断して問題とはしなかったでしょう。

 

 

 

ところが、現在は間違いなく「乱世」です。

 

 

予想できない事件が、平然と起きてしまう時代です。

 

 

 

 

当たり前のように、予測できないトラブルに巻き込まれます。

 

 

逆に言えば、このような時代であるからこそ、平時とは違った価値観を学び、身に付けることができるのかもしれません。

 

 

「一流大学出身で、有名企業に就職し、それなりの身分・報酬があるから良しとする」

 

 

まだ、このような価値観のもとに生活している人々も多いと思いますが、(私も若かりし頃はそのような考え方をしていたのでよくわかりますし、それはそれで結構な事ではありますが、)

 

 

そうではなくて、

 

 

・たいした身分でもないが、日々真面目に仕事をしている。

 

・収入は多くは無いが家族を支え、(周囲の方々の)信頼を勝ち得ている。

 

・職場のなかでの様々なトラブルを体験しながらも、(その中で悪戦苦闘し、もがきながらも、決して逃げず、)トラブルの解決に情熱を燃やしている。

 

 

このような方々にも、(決して大会社の重役に負けない)大いなる価値を見出している私です。

 

 

 

この点についていえば、(自社のことで恐縮ですが、)

 

だれも経験することのできないくらい大きなトラブルに巻き込まれながらも、

 

決して、愚痴を言うことも無く、(また、誰からも誉められることもなく、)

 

平然と日常業務をこなし、

 

そして、

 

厳しい競争の中で、

 

切磋琢磨している我がスタッフに、

 

 

「星三つ」

 

あげたい気分です。