(大企業の場合)

 

勉学に励み、有名校を卒業し、一流企業に就職。


営業マンとなり、優位な立場で成績を上げ、高給高待遇を受けている。

 

 

 

(中小零細企業の場合)

 

勉強がそんなに好きではなかったので、それなりの成績だった。


中小零細企業に就職。営業マンとなる。

 

       

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大企業勤務の方が世間では評価されるし、収入その他も良いでしょう。

 

(物質的には)当面、より豊かな生活ができるものと予測されます。

 

 

中小零細企業の場合、収入その他の待遇も良くはない。

 

(もし、同じ土俵で大企業と勝負するとなったら、)営業ノウハウを磨いて闘うしか方法がみつからず、自分を磨いて得意先に気に入ってもらうとかして、大企業に対抗するしか道がない。

 

 

企業自体のパワーに差があるし、この差を埋めるのはまず無理だと思えます。

 

従って、他の部分で闘うしかありません。

 

 

と、ここまで書いて、
 

(私が)若かりし頃お付き合いしていただいた、ある方の口癖を思い出しました。

 

中小零細企業ではありませんが、ある営業課長の話しです。

 

 

 

「お前たちは○○に入れなかったのでウチに来たんだろう。」

 

「成績で○○に行ったヤツラに負けていたんだ。」

 

 

「どうしたらそいつらに(いま)勝てるか考えろ。」

 

「ヤツラよりも何倍も働け。」

 

「汗を出せ、智慧をしぼれ。」

 

「ヤツラよりも、いいものを作れ。」

 

「お客様に喜ばれた者が、勝てるんだ。」



 

部下に対して、ど真ん中の直球(豪速球)を投げ込んでいたので、とてもびっくりしました。

 

 

 

 

 

真正面から切り込まれたら、誰も何も言えません。

 

そして、本当に何倍も働いていました。


(もちろん、課長本人はもっと働いていました。)

 

だから、私も、その課長と部下に信頼をおいていました。

 

30年も前の話しです。

 

(かわいい)部下に対して、ど真ん中の直球勝負!

 

なかなかできるものではありません。

 


 


真剣に仕事と向き合い、部下と向き合っているからこその、ど真ん中勝負なのでしょう。