「茶房 菊泉」
函館は幕末の1854年に静岡県の下田とともに開港し、その後、1859年に貿易港として開港され、外国との貿易、海産物の流通などで発展し、明治、大正、昭和の初めまでに建てられた純和風のものから和洋折衷のものまで商家や、蔵、倉庫などが数多く残されており、近年、それらはカフェとして利用されるのが増えているのですが、その多くは函館山の麓、西部地区にあり、そして、その中のひとつがこちらの「茶房 菊泉（きくいずみ）」さんです。
こちらのお店は大正時代に建てられた純和風の建物でもともとは酒問屋さんの別邸だったそうです。
場所は元町公園に近く、観光客の元町散策のルート沿いにあります。
お店の中は座敷になっているので、入口を入ってすぐ、こちらで靴を脱いであがります。
座敷には囲炉裏もあり、レトロ感いっぱい。
調度品や展示されているものを見ると日本の古い歴史、風俗を垣間見ることができます。
そして、こちらでは茶房、甘味処ということで、トップ画像の抹茶やこのような「白玉ぜんざい」など純和風のスウィーツが楽しめます。
抹茶も渋味、苦味を抑えていてマイルドで飲みやすく、ぜんざいもやさしい味わいで美味しいですね。
でも、こちらのお店はそれらの専門店というわけではなく、メニューがとにかく豊富でパフェから軽食までご用意されています。
「くじら汁」などの函館の郷土料理まであります。
また、客席もテーブル、椅子席もご用意されていますので座布団に座っているのが苦手な方も大丈夫ですね。
しかし、この囲炉裏に畳に屏風などの風景はもはや郷土資料館のようです。
そして、こちらのお店はアニメ・メディアミックスプロジェクトの「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場するキャラクターの実家という設定にもなっており、ラブライバーにとっては聖地にもなっています。
函館山の麓散策で函館の昔を体験するにはおすすめのお店のひとつです。
【お店情報】
「茶房 菊泉」
住所：函館市元町14-15
TEL：0138-22-0306
営業時間：10:00～17:00
定休日：（木） ※祝日の場合は営業。
駐車場：なし
【厳選・函館グルメ情報サイト】
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