つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町、春の能瀬見聞録。

2019年04月14日 11時37分58秒 | 日記
津幡町には「能瀬(のせ)」と呼ばれる地域がある。
僕が住む「庄(しょう)」からは、およそ3キロ。
片道、徒歩20分余りの位置だ。

地名の由来は定かではない。
文字から察するに、中心街から見れば能登へと至る方角にあたり、
昔は早瀬があったのだろうか?
どうも判然としない。
その疑問の解消は後に譲るとして、
昨朝、久しぶりに「能瀬」へと足を延ばした様子を投稿する。

道沿いで目を引くのは「特別養護老人ホーム あがたの里」。
経営は、津幡町長が代表者を務める「社会福祉法人津幡町福祉会」。
内情や評判は分からないが、立派な建物だ。
ここは、かつて「能瀬小学校」だった。

記憶を手繰ると、在りし日の木造校舎が浮かんでくる。
統廃合されたのは、平成が幕を開けて間もなく。
今は面影はなく、辛うじて往時を偲ばせるてくれるのは、
創立百周年記念碑と、二宮尊徳像だ。

また、その隣には、地元の名士、故「池田末次郎」氏の功績を称える
立派な「記功碑」が建つ。

明治15年 津幡町・能瀬生まれ。
大正7年  英田(あがた)村長就任。
昭和2年  石川県議会議員に初当選。
昭和15年 死去。享年59。
能瀬小学校の新築にも尽力したと、経歴が刻まれている。

さて、小学校跡から少し歩を進めると「能瀬川公園」がある。
一週間前に、恒例の「桜まつり」が行われた。
僕は、仕事の為に観覧が叶わず。
以下、津幡町観光ガイドから引用してイベントの様子を記録する。

『津幡町能瀬地区の町おこし住民グループ
 「能瀬川公園観桜会(かんおうかい)」が主催するこの桜まつりは、
 同地区で「順徳さん」として親しまれる上皇伝説をテーマに、
 順徳上皇の船上パレードで幕を開けます。
 最大の見物である「花嫁道中」では、
 和装の新郎新婦に米俵3俵と長持ちを乗せた屋形船が、
 桜舞う能瀬川をゆっくりと進みます。
 順徳上皇と新郎新婦を乗せた屋形船は、町所有の「ひふみ丸」で、
 当日は乗船体験も行われ、水上からも花見を楽しむことができます。』

最近の寒冷な気候のお陰か桜は花を留めていた。
まだ参加したことのない「能瀬川公園桜まつり」。
来年こそはと考えている。

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