つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

晩秋~冬支度。

2020年11月22日 12時22分15秒 | 自然
     
本日(2020/11/22)は二十四節気の「小雪(しょうせつ)」。
北国で雪が降り始める頃と言われる。
既に北海道・東北からは初雪の便りが届いた。
北陸はまだ雪の一報はない。
つい先日、記録的に遅い夏日もあったが、それは束の間。
現在は平年並みの気温になっている。
散歩中、秋の終わりと冬近しを実感する営みを見かけた。



大西山、ススキ越しの忠魂碑。
秋を象徴する植物の1つ、ススキもそろそろ終盤だ。
花鳥画や、蒔絵などで秋を題材にした際には定番のモチーフ。
箒(ほうき)状の穂が風になびいている様子、
群生なら壮観だし、単独でも凛とした美しさを感じる。
但し、葉の縁は鋭いので注意が必要。
子供の頃、手折ろうとして何度か指を切った記憶がある。



落ち葉のイエローカーペット。
庄町の銀杏並木も、すっかり裸木になった。
同じ道沿いの染井吉野も冬枯れだが、固く結んだ蕾が来る冬に備えている。





一方、これから花の季節を迎えようとして、
蕾が綻(ほころ)び始めているのは、山茶花(さざんか)。
♪ ~サザンカ サザンカ 咲いた道
  焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き
--- と歌われた光景を目にする機会は少なくなった。
自然公園法や都市公園法、廃棄物処理法や消防法、
各自治体による条例などで規制・禁止されている。
わが津幡町も同様、野焼きはNG。
予め届け出て許可を得る(左義長など)か、
しかるべき焼却設備が必要である。
平成生まれは、童謡「たきび」を知っているのだろうか?



街中で目にするのは珍しい、農業用機械。
「丸山製作所」の「スプレーヤー」だ。
ブドウ 、ナシ 、リンゴ などの果樹園で用いられる。
ポンプから圧送した薬剤を細かな噴霧にし、
風洞のファンから風を送って拡散、作物に付着させるのだ。
役目を終え、冬の間に整備するのかもしれない。

自然も人も、冬支度である。
     

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