つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

風を制する者。

2018年10月06日 23時58分28秒 | 賭けたり競ったり
風は、勝敗の行方を左右する。
「競艇」の話だ。

同じ競争水面であっても、風のあるなしでは別物に変貌する。
スタートラインに対し向かい風なら、助走距離の長いダッシュ勢が台頭しやすい。
反対に追い風なら、助走距離が短くても背中を押されるスロー勢に有利に働く。
強さに比例して、影響は大きくなる。
風は、いつも波乱の立役者なのだ。

本日・10月6日(土)、台風25号が接近する中、
徳島県・鳴門競艇場にて、開設記念G1レース「第65回 大渦大賞」優勝戦が行われた。
6日間の激戦を勝ち抜き、最後の戦いへ舳先を進めたのは以下の6人。

1号艇:毒島 誠(群馬)
2号艇:田村隆信(徳島)
3号艇:石野貴之(大阪)
4号艇:佐々木康幸(静岡)
5号艇:徳増秀樹(徳島)
6号艇:木下翔太(大阪)

レース時の風は、6~10m/秒のアゲインスト。
前述のとおり、4・5・6号艇に勝運が傾く可能性がある。
しかし、投票に迷いはなかった。

『悪条件を克服してこそチャンピオンロードを歩む資格がある』

僕は「毒島」を頭に張った。

ファンファーレが鳴り、一斉にピットを出る6戦士。
並びは内から、123/465。
大時計が時を刻み始め、スタート開始!
向かい風をモノともせずにトップを決めた1号艇!
他には何もさせず、好旋回!
強い!!

ターンマークを回った瞬間に勝負はついていた。
1-6-4でゴール。
G1V8を飾った。

行く手を阻む風を切り裂き、順風を張らんで突き進め。
疾風怒濤を乗り越えた先には、艇界の王座が待っている。
大舞台の幕が開くまで、あと2ヶ月を切った。

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