つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

トリトン、キタ。 トリトン、キタ。 ~ 海のトリトン。

2019年12月08日 06時53分59秒 | 手すさびにて候。

ほんの手すさび手慰み。
不定期イラスト連載、第百二十五弾は「海のトリトン」。

あれは小学校3~4年生の頃だったか。
僕が生まれて初めて買ったレコードはアニメ主題歌のシングル盤だった。

♪ 水ぅぃぃ平ぇぃぃ線の終わりにはぁ、あああ~
 虹ぃぃのぉ橋がぁぁあるのだろうぉぉ
 誰も見ないぃぃ 未来の国ぉぉぉ
 少年はぁ~探し求めるぅぅ
 広ぃろぉがるぅ海の彼方から、あああ~
 何ぃがぁ呼ぶとぉいうのだろうぉぉ
 希!望!の星ぃぃ 胸にのこしてぇぇ~
 遠く、旅立つぅぅ~一人ぃぃ~ゴー!ゴー!トリトォォン 
 ゴー!ゴー!トリトォォン
 ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!・・・トリィトォォォン~!♪

メインボーカルは「ヒデ タ樹(ひで・ゆうき)」。
「力石徹のテーマ(あしたのジョー)」や「風よ光よ(快傑ライオン丸)」、
「ゴーゴーキカイダー(人造人間キカイダー)」、「この木何の木(日立CM)」など、
70年代のお茶の間に流れる声を覚えている方も多いだろう。

「海のトリトン」は、昭和47年(1972年)春~秋にかけて、
TBS系列で全27話が放映されている。
まず、主題歌のカッコよさに惹かれた。
また、緑の髪の少年が、白いイルカに乗って大海原を往く姿に憧れ、
手にした短剣の輝きに魅せられた。
・・・しかし、そこまで。
当時、興味の範疇は「子供向けテレビ漫画」の域を出ていない。

やがて、数年の時が流れた。
同作のプロデューサー、“風雲児”「西崎義展」が「宇宙戦艦ヤマト」を手掛け、
世に「第二次アニメブーム」が到来。
幾つかの専門誌が登場し始める。
一つの作品を深掘りしたガイド本「ロマンアルバム」の「トリトン篇」を
地元の本屋(スガイ書店)で購入し、隅から隅まで目を通した。

@主人公「トリトン」と、敵方「ポセイドン」の名前が、「ギリシャ神話」に由来する。
@朱い短剣の素材「オリハルコン」は、古代世界に伝わる「幻の金属」。
@最終回の舞台となった「アトランティス」が、古代大西洋に浮かぶ島であり、
 そこに繁栄した帝国・文明があったが、海に没したらしい。

等々、誌面から吸収する作品の世界観と、
授業で習う古代史とを照らし合わせながら、大いに味わった。
また、盛んに気に入ったカットをノートに模写し悦に入った。
「描く楽しみ」は以前からも知っていたが、もう一歩先へ。
「描く快楽」とでも言える深みに誘って(いざなって)くれたのが
「海のトリトン」である。

(※2010年10月31日/2011年11月2日に関連記載アリ。)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ocame)
2019-12-12 17:03:05
あの、、本当にびっくりするぐらい良い夢をみれました。なんか魔法かけましたか?笑

あ、、昨日はコメントありがとうござりました( ⸝⸝⸝°_°⸝⸝⸝ )
ocame様へ (りくすけ)
2019-12-13 05:22:39
コメントありがとうございます。
いい夢、よかったですね。
魔法はかけていません。(笑)
願いはしましたが。
また覗きにきてやって下さいませ。

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