つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

天から遅蒔きの雪。

2020年02月09日 11時00分40秒 | 自然

未明から石川県は、雪が降ったり止んだり。
日本付近の冬型の気圧配置は次第に緩むが、気圧の谷や寒気の影響を受ける見込み。
昼過ぎから曇りとなり、昼前まで雷を伴う所がある。

この冬の雷、北陸にお住まいの方以外は馴染みがないだろう。

日本海を流れる対馬海流の暖かい海面に、シベリアからの冷たい空気が流れ込むことで、
水蒸気が盛んに供給されて積乱雲が発生。
また、雪雲も同様である。
これらが季節風に乗り、発達しながら運ばれてきて、
冬の北陸は、緯度が低い割に降雪・落雷が多い。

もう一つ、北陸にお住まいの方以外に馴染みがないのは、道路から水が出る光景だろう。

前々回の投稿でも取り上げた「消雪装置」である。
井戸を掘り、ポンプを設置して地下水を汲み上げ、パイプを通して道路に散水。
地下水は冬でも13~14℃と温かいため、雪を溶かす。
降雪具合はセンサーで判断し、雪が降りだすと水が出て、降りやむと水が止まる。
自動制御という訳だ。

画像の「消雪ポンプ盤」・・・「運転」のパネルが点灯。
雪国のインフラともいえる大切な設備だが、
小路や裏道などには、設置されていない。

こうした古い住宅街の道路では、人は轍(わだち)を歩く事が多い。
雪は程なく融けてしまうだろうが、
滑りやすくなっている狭い道では、特に安全運転を心がけて欲しい。
気温が下がると凍結の心配もある。
もちろん、僕も他人事ではない。
暖冬に慣れてしまい、思わぬ災難が降りかかることのなきように。
ご注意下さいませ。

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