1年を振り返るには、まだ、少し早いかもしれませんが、今年は、何と言ってもやはりコロナが、世界を揺るがすほど大きな出来事でしたよね。
未だ、感染は拡大し多くの方の仕事や経済、生活、命を脅かしています。

国内で言えば、芸能人の自殺も相次ぎ、多くのファンの方の間に衝撃が走りました。

個人的にも私の周りでも亡くなった方が多く、職場の方のお子さん、息子の担任の先生、親戚のおばさん、大切な友人達やそのご家族…

心からご冥福をお祈り申し上げます。


皆さんもそうだと思いますが、とても、いつも以上に死を身近に感じ、逆に生きるということについて考えさせられる年でもありました。

ただただ毎日の雑多に追われ命の時間を消費するのではなく、明日が当たり前に来るという感覚で過ごすのではなく、自分の限りある命の時間を何に使い、どう生きたいのか?

そして、残された時間を誰と一緒にどのように過ごしたいのか?

自分は、今までの人生で、何から逃げてきたのか?
何と向き合わなければいけないのか?

そして、子供達や社会、後世に何が残していけるのか?

そもそも、「生きる」の前に五体満足に「生かされている」こと、仕事ができていること、家族に恵まれていること、生きることに不自由のない生活が出きていることに感謝の気持ちを忘れていないか?

という根本的なことを考えさせられる年でした。

生と死というと究極なとか極限な意識ですが、今までコロナ前の生活では、頭では分かっていても中々それを常に意識した行動を取れていた人は少なかったのではないでしょうか?
ステイホームの自粛生活や働き方の強制的な見直しや改革により多くの人が自分の生き方を見直すきっかけになったと思います。

そして、コロナによって自粛という形で与えられた時間が出来たことで、本当はどんな生き方をしたかったのか?
無理して働いたり、人間関係で抑圧した生き方をしていた人は、多くの気づきがもたらされ、今、方向転換を自主的にしたり、余儀なくさせられた方もいるかもしれません。

人によっては、仕事や社会という外側ではなく、家族と向き合わされたり、子供と過ごす時間、パートナーと過ごす時間を見直した人たちもいると思います。

それは、惰性で過ごす時間ではなく個々が大きな気づきと愛を知る時間になったのではないでしょうか?

死を目の当たりにして意識の変容が起きると価値観は変わり、今まで通りの生き方はもうできなくなる。

これからの「風」の時代は、そういう意識の在り方、上っ面や形に囚われた生き方ではなく、自分の真理に元付いた生き方、愛のある生き方に変わっていくことでしょう。

そして、形にとらわれないということは、とても自由でもある代わりに個々の責任感や覚悟、自立や善意が求められる時代でもあると思います。

あとは、「言葉」がとても意味を持ち、今まで以上に重要になってくると思います。

ネットやメディア、SNS、ZOOMというツールは便利でもありますが、どこか直接的ではないものを通してのコミュニケーションや情報の流通では、伝え方や言葉の意味を正しく理解して使っていかなければ誤解や衝突も増えたり、心的影響に深く影響を及ぼしかねません。

今まで以上に受け取る側を意識した、丁寧な言葉や心の気遣いがなければいけないと思います。

皆さん愛を持って自分に責任ある行動や言葉を使った生き方をしましょうね。

どうか皆様の今後の未来が愛に溢れた時間でありますように…
そして、早く安心して過ごせる日々が訪れますように…