長野県松本の山岳景勝地

「上高地」のハイキングレポ。

 

 

【家族でおでかけ】高山から上高地へ -1-

【家族でおでかけ】上高地 ・河童橋~明神池・右岸ルート1

【家族でおでかけ】上高地・河童橋~明神池・右岸ルート2

 

 

の続きです。

 

 

 

 

心地よい「梓川」沿い。

 

写真奥に見えるのは

右岸ルート・左岸ルートの

ターニングポイントになる「明神橋」。

 

橋の手前の道を左折すると

穂高神社の奥宮である

「明神池」へと誘う道がある。

 

道には鳥居があり

「あっ。ここだ」とすぐにわかった。

 

 

 

 

岩魚の泳ぐ小川。

 

炭焼きの煙が立つ「嘉門次小屋」が見える。

明神池にお参りしたあと

この「嘉門次小屋」で昼食をとることに。

 

 

まずは遥拝所で礼拝し

今日、お参りに来られたことへの感謝と

ご挨拶を申し上げました。

 

 

「会いたい存在に、会いにきました」

と告げると

涙の響きがジワジワジワっとやってきた。

 

 

その後、拝観料を納めて

ついに、明神池へ。

 

 

 

 

「明神岳」を望む

明神一之池。

 

 

 

 

今、こうして改めて

明神池の写真を見ていても

胸が震え、

涙の響きが沸き起こるけれど

 

始終、ぽよくんに絡まれつつ

 

次から次へと、

観光&参拝の方たちが

後続してゆく中で

 

感覚に集中するのって

難しい(笑)

 

 

涙の響き自体は

集中している・していないに関わらず

たいていは自動的に起きるけれど

 

明神池に礼拝をしても

特に涙の響きはなかった。

 

ただ、ここが確かに

「神域」だということはわかる。

 

 

上高地全体の

「自然が生じさせる清涼な空気感」とは

また別の 言葉にしがたい

 

「サーーーっ」

 

とした

大きく広々とした雰囲気が

(池の規模の話とは別にね・笑)

この明神池全体にあるの。

 

 

とりあえず、

心をこめて礼拝したあとは

なんとか撮影だけして

 

一ノ池をくるりと回り込んで

眺望してから

二ノ池に向かうことにした。

 

 

 

 

 

池の水深は浅く

イチョウバイカモという藻が

繁殖している。

 

紅葉した山、

青空と白い雲が

映りこむ様子は、まるで鏡みたいね^^

 

 

 

 

ここからは二ノ池。

 

 

 

 

「一ノ池」から「二ノ池」の周遊に

切り替わるあたりの道が

 

水があるゴツゴツした岩場と

木の根道の連続で

 

女性や子供や、足腰の弱い人

トレッキングシューズでない

普通のスニーカーには

難所だと思う(^^;)

 

 

実際、ぽよくんは何度も滑って

転びそうになったり

 

ついには(帰路でだけど)

右足が脛の半分くらいまで

水没してしまい

 

大号泣しちゃったり・・・あせる

 

 

ハイカットのトレッキングシューズを

履かせていたけれど

足首以上が浸かってしまうと

さすがに防水どころじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お花みたいで可愛い葉っぱ^^

 

上高地の自然たちは

 

「可愛いね」とか「立派だね」と

こちらが意識を向けたり

語りかけたり、

そっと触れたりすると

 

樹木も、小さな緑も

なぜかみな

同じ「微笑い方」を返してくる不思議に

気づいた。

 

 

固有の命の意識が

融け合いながら

「上高地の自然」という

ひとつの大きな「意識体」が

形作られていて

 

私はそれに話しかけては

 

キュンと響いては

ふわりと暖かく広がるような

純真な嬉しさの詰まった

「同じ微笑み」を

返されていたのかもしれない^^

 

 

 

 

二ノ池を周遊する中で

なぜかこの場所に

とても気を引かれた。

 

 

誰かいる…(*´ω`)

 

 

「明神池」に行かなければと

思い始めたころ

 

お互いに会いたいと願う

懐かしい存在が

 

「梓川」に…

「岳沢湿原」に…

「明神池」に…

 

いたる水辺にような

そんな気がしてた。

 

こうして上高地を

訪れる以前より

 

「梓川」の水の流れには

「龍」を

「明神池」には

「女性の姿をした水神」を

 

なんとなく、ずっと感じていた。

 

この日、ここに感じたのは

その存在だろうか?

それとも、また別の誰かだろうか?

 

 

 

 

別の角度から撮影したら

フレアが入った。

 

このフレアが

私にはなぜかね。

 

長く豊かな髪を垂らした

麗しい、優しげな女性のように

感じられたのだった。

 

虹味を帯びたような美しい彩色の

「織物の束」を両手に持ち

私にそっと

差し出してくれているような

 

そんな気がしたのだ。

 

「この布を使って、

あなただけの『衣』を創ってね」

 

「それをまとって

舞う姿を見せてね」

 

今、言葉が浮かび

 

私はパソコンのモニタの前で

泣き伏せてしまった。

 

まだ、その深い意味までは

よくわからないのに…

ただ涙が滲みでてきてしまう。

 

 

そういえば。

 

 

ミントちゃんが

5月に訪れた上高地で

「明神岳」を撮影していてね。

 

その山頂に男性の神様が映っており

ミントちゃんに「羽衣」を贈っていたの。

 

↑ミントちゃんの記事、参照^^

 

 

今の「上高地」や明神のあたりに

その面影はなくても

 

もしかしたら、古代、

このあたりには

なんらかの「染色」や

「織物」の文明があって

 

この土地に住まう人々は

それらを大切にしていたのでは

ないだろうか?

 

記事を書くにあたって

少し調べてみたら

この「上高地」を含む「安曇地区」には

 

昭和初期には

衰退していたものの

元は「機織り」の伝統があったみたい。

 

その「機織り」が

いつの頃からの伝統なのか、

までは定かではないけれど

 

この恵み深く美しい山間の地が

「神降地」とされていた古くから

 

神代の時代の古くから

 

自然の恵みの中で

蚕を育てて糸をつむぎ

山野の草木に色をいただき

染めた糸を

梓川の清水にすすぎ

 

日の光と風に干した彩糸を

機で織りあげて…

 

そうやってできた美しい織物を

神様にささげ

また、自分たちも身に着けていた…

 

そんな悠久の古代が

あったのかもしれないよね。

 

そんな古代を知る神様たちがいて

精霊たちがいて

 

私たちに

「思い出の品」と「これからの祝福」という

二重の意図を兼ねて

贈り物を託してくださったのかも

しれないよね。

 

 

なんて^^

 

 

二ノ池の奥は行き止まりなので

道を引き返して

 

 

 

 

「嘉門次小屋」のテラス(?)席で

ダンナくんは「キノコそば」を

私は「岩魚の塩焼き」を頼みました。

 

上高地での飲食は

どこもたいてい「観光地価格」だと

聞き及んでいたので

 

あらかじめ

上高地バスターミナル内のお店やさんで

ぽよくん用に「焼きそば」と

私用に「五目おこわ」のパックを

リーズナブルに購入していて

 

それもお弁当として

食べました。

 

「岩魚」は子持ちで

頭から尻尾までムシャムシャと!

 

美味しかったー( *´艸`)

 

 

 

 

続きます。

 

読んでくれてありがとう^^

またね。