爽やかに晴れた、朝の岐阜市です。

 

 

から梅雨のまま

終わるのかと思っていたけれど

 

明日からは、長いこと

雨もようだそうで。

 

 

 

 

 

 

無事、サナギとなった

わがやの二匹目の青虫の話。

 

 

サナギから

羽のもようとか

身体の感じが透けて見えてきたので

 

そろそろ羽化かなあ。

 

 

なんて思っていた矢先

 

 

今朝、起床後に

ケースを見てみたら

 

すでにサナギから出ていて

 

 

ケースの下に敷いていた

乾燥防止のための

 

湿らせたキッチンペーパーの上に

落っこちて

 

横倒しになっていたんです。

 

 

いつ、サナギからでたのかは

謎だけど

 

落っこちたまま

すでにもう、だいぶ時間が

経ってしまっていたのでは。

 

って思う。

 

 

自然界でも

 

羽化のときに

下に落ちちゃったり

 

強風などのあおりを受けたり

障害物があったりして

 

 

羽を伸ばすことができずに

羽化に失敗する個体は

いるらしいけど

 

 

飼育しちゃったばっかりに

 

(理科の課題で 教室から

持ち帰ったわけですが)

 

こんなふうに

なってしまったのかなあと思うと

 

 

ごめんよ。。。

 

という気持ちに他ならない。

 

 

 

別の場所につかまらせて

様子を見てみたけど

 

ちぢんだままの羽が

伸びて広がる様子はまったくなくて

 

やっぱり

もう、この状態で

羽が硬化してしまっているみたい。

 

 

 

完全な姿ではないものの

 

モンシロチョウを

こんなにしみじみと眺めたのは

初めて。

 

 

触覚や六本の足の

ミシン糸よりも細いこと。

 

羽は、すべて真っ白なのではなくて

葉のうら側は

黄みがかっていることだとか。

 

 

 

 

 

指で、そうっとそうっと羽を開けないか

試してみたい気持ちに駆られる・・・

けどたぶんムリだよね。(;´∀`)

 

 

 

キッチンペーパーに

薄めたハチミツをしみこませて

与えてみたけれど

 

吸おうとする様子もないし

(ネットで書いてった方法も試してみたけど

拒否られた・・・)

 

 

ちぢこまって

クシャクシャのままの羽からは

哀しみが伝わってきました。

 

 

虫と、意思の疎通が

できたことはないけれど(笑)

 

ごくごくシンプルな感情なら

虫も持っているような気がする。

 

 

このまま

家の中で ただ弱って

死んでゆくのを見守るのか

 

 

しばらく悩んで

 

 

手に乗せて外に出て

 

花の咲く場所を探して

近所をうろうろしてみたけれど

 

結局、ここぞというスペースを

見つけられず

 

 

(クモやらトンボやら、鳥たちやらが

こんなにもたくさん、外にいるものなのだ・・・)

 

 

そもそも

ぽよくんの生物観察のために

持ち帰ってきたものなのに

 

私が勝手に

外に放してしまうのも

どうなのか・・・

 

 

家に戻ってきて

 

 

とりあえず 花瓶に生けている

花の上に掴まらせてみた。

 

ら、ふと見ると

下に落ちていたので

 

 

もう一度

ダメ元で

ハチミツ水をしみこませた

ティッシュペーパーに

 

あの糸のように細いストロー(口吻)を

針の先で伸ばして

ペーパーにしばらくくっつけてみると

 

 

手を放しても

移動せず

じっとしていて

 

触覚がリズミカルに

小さく上下しはじめて

 

よく見ると

あの口吻の先も

ちょろちょろと、 ティッシュの上で

動いているように見えました。

 

 

1分ほどすると

ティッシュから体を離して移動して

口吻をくるりと巻いたので

 

ちょっとは

お食事できたのかな??

 

 

虫は苦手だけど

 

青虫のころから

しげしげと眺めていたこの個体。

 

サナギになる時には

(がんばれ!がんばれ!)

と心の中で何度も応援していた、この個体。

 

サナギになってからは

毎日様子を見て

 

乾燥していないだろうか、

死んではいないだろうかと

気にかけていた、この個体。

 

 

いつの間にか

自分の中で

 

ほうってはおけないような

愛着のある存在に

なっています。

 

 

飛べないモンシロチョウ。

 

 

番うこともできず

 

家の中でなまぬるく

死んでゆくのであれば

 

外で鳥だかにパックリ捕食され

滋養になっちゃう方が

 

サイクルする命としての

役目になるような気もするけど。

 

 

どうしてやることが

この個体にとって

最善のことなのかなあ・・・。

 

こんこんと

考えつづけています。

 

 

人間に愛を抱いていらっしゃる

大きな神様にとっても

 

「にんげん」って

こんな感じに 思えるのかな。

 

 

どうにもできない部分に

そんなもんだよなあと思いながらも

 

できるかぎり

その命や想いの願いに添えるよう

 

どうにかしてやりたい、

こんな気持ち。

 

 

+++

 

 

 

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ミズクラゲ。

 

 

 

 

 

 

雨上がりに微笑う紫陽花。

 

 

 

読んでくれてありがとう^^

またね。