七味が首吊り状態。。秋田の道の駅に「うどんレトロ自販機」現る!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)

うっす!

今回は秋田県にあるレトロ自販機に関するお話です。ところで、知の冒険を始めて五年半近くが経っているんですが、実は秋田県のスポットを紹介するのはこの記事が初というねww

今回は、博物館の本を取材するために全国を回っていたときに、たまたま秋田県の道の駅にレトロ自販機があるという情報を仕入れて急遽寄ったって感じです!

そんなにヘビーな記事ではないですが、スタッフの方から少し自販機に関するお話も聞かせていただいたということで、ちょっくら記事にしてみました!

ではでは、以下でその詳細を書いていきたいと思います( ̄▽ ̄)

本記事のポイント

・別の場所にあったレトロ自販機がここに2016年に移った。
・麺が飛び散ったり詰まったりと不備は度々起こる
・ここ限定のお持ち帰り用や飴が売っている!!

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近代的な道の駅にレトロ自販機現る

ということで、今回はレトロ自販機に関するお話です。今まで知の冒険では、京都にある「ドライブイン ダルマ」、神奈川県にある「中古タイヤ市場 相模原店」、新潟県にある「公楽園」とかを取材してきました。

レトロ自販機は今では全国でも本当に少なくなってきましたが、まだ探せばポツポツ残ってるんですよね〜〜。

そんでですよ、秋田県には「あきた港」という道の駅に一台だけうどんそば自販機があるということで、お昼前にチョロっと寄ってみることにしたって感じっす!

道の駅「あきた港」

やってきたのはこちらの道の駅「あきた港」。

ひたすらガラス張りの近代的な道の駅ですね。レトロ自販機があるのは昔から続くドライブインの場所が多いわけで、こんな雰囲気の場所にあるとは到底思えないんですけどね〜〜。

右側になんかすげぇ建物があると思って上を見上げてみると、、、

高さ143mの「ポートタワーセリオン」

おお〜〜〜こんなでけぇタワーがあったんですか!

以前香川県にあるゴールドタワーに行ったことがありますが、それがゴールドじゃないバージョンみたいww

上ってみたくもなかったですが、そんなに時間がなかったので今回はお見送りに。。

で、今回訪問した一番の目的はこれっすね!

おお〜ちゃんとレトロ自販機がある貼り紙がありますね。中に入ってみましょ〜。

中はこんな感じ。

木々が生い茂っていてここは休憩スペース的な感じですかね。レトロな自販機が置いてそうな雰囲気はあんまり感じませんでしたが、奥に進んでみると、、

おー、あったあった

おーありました〜〜〜〜!

この自販機、2016(平成28)年までは別の場所の商店で40年近く設置されていたそうなんですが、そこが閉店することになり、そこでこの道の駅が譲り受けたんですって!

ここにあるのは富士電機製のものですね。レトロ自販機がある場所だと、うどん、トースト、ハンバーガーなど他のレトロ自販機も一緒に置かれているケースが多いですが、ここは一匹狼っすね!!

まぁ何台もあると、せっかく来たからということで胃が爆発するまで食ってしまうのがいつもの私なので、一台しかないのは選択肢が絞られて良いっすね(笑)

早速、いただきましょう〜〜

今回は”そば”をチョイス

ではでは、購入することにしますか。

いつもはこういう自販機だと”うどん”を食うことが多いので、今回は”そば”をチョイスしました!

30秒弱待って・・・
はい、出来上がり
うい〜〜〜
割り箸は自販機にあります
はい、完成

いや〜〜〜完成しましたよ!

具材は天ぷらと、ちょびっとだけネギがありました。味はもちろん美味しかったです。美味しかったと言っても、高級的な美味しさじゃなくて庶民的なうまさってやつね(笑)

ペッドボトルに入った七味

七味はミニペッドボトルに入ってました(笑)

節約するとこは節約しないとですね。わかります。

吊るされてる・・

あとビビったのがこれww

机の上にあるのに、自販機の目の前にぶら下がっておりました。首吊りみたいで怖いんですけどww

席はたくさん用意されているよ

ちなみに、自販機の脇にはこんな感じで飲食スペースがあるんですが、結構な座席数が用意されていますね。

一斉に客が押し寄せても、ある程度は大丈夫っすね!

自販機の中を見せてもらったよ!

スタッフの方が登場

そんなこんなでそばを食っていたら、青色のジャンパーを着たスタッフの方が登場。

「こんな道の駅にレトロ自販機あるの珍しいっすね〜」と話しかけると、すごく親しみやすい方で、この自販機に関していろいろ話してくれました( ̄▽ ̄)

うどんが上、そばが下に並んでいる

それだけじゃなく、自販機の中も見せていただけました!

中はこんな感じになっていて、そばが下で、うどんが上という配置スタイル。見てもわかるように、缶ジュースのようにそんなに多くの数がストックされているわけではないので、都度補充する必要がありますね。

配線がスゲェ・・
いろんなスイッチ

あと、こんな感じでスイッチもありましてですね、こちらでも操作ができるようです。他の場所でもレトロ自販機の中を見せてもらったことはありますが、これは初めて見ましたな〜。

うどん・そばの調理工程

はい、ここでちょっとお勉強タイム!

この自販機でうどん・そばを購入するときは30秒くらい自販機の中で調理が行われるんですが、内部でどんな工程が行われているかをご存知でしょうか??

ちょっと解説すると以下のようになります!

うどん・そばの調理工程

うどん製造工程
  1. うどん入りの容器が製造箇所に移動
  2. お湯が注がれる
  3. 底面が高速回転して湯切り
  4. お湯と濃厚のつゆが注がれる
出来上がり!

上の写真は、あきた港にあるものではなく埼玉県にあった「鉄剣タロー」の自販機ですが、ものは同じなのでご容赦ください!

順番としては容器が調理台にセットされ、お湯が注がれ一度湯切りした後に、再度お湯と濃縮された”つゆ”が注がれて完成という手順になります。

「ドライブインダルマ」にある川鉄製の自販機

ちなみにうどんそば自販機には川鉄製と富士電機製の二つがあるんですが、これの違いとしてあげられるのが湯切り方法。先ほど説明したように、うどんが提供される前には、一度湯切りの工程が入るんですが、そのやり方が川鉄製と富士電機製で異なるんですよね。

湯切り方法の違い
川鉄製の場合
容器を傾けて湯切りをする。
富士電機製の場合
容器を高速回転させてお湯を吹っ飛ばす。そのため、水平に回転しないと、うどんが飛び散ったりすることがある。。

↑こんな違いがあるんです。。

飛び散ったうどんを取り除く

んで、あきた港にあるのは富士電機製ということで高速回転で湯切りする形式っすね。ただ機械が古いこともあり、水平に回転すれば良いんですが、微妙に傾いた状態で回転すると、うどんの麺が飛んでしまうんですって。。

そのため、あんまり放っておくと調理台の周辺がうどんまみれになってしまうので、こうしてスタッフの方が時折麺を取り除く必要があるんです。

それだけではなく、買ったのにうどん・そばが出てこないとか、詰まっちゃったとかそういう故障もたびたび発生するとのこと。。

一台置くだけでも維持管理が大変なんやな。。

それでも、こうして今の時代になっても250円という値段で購入することができるわけですからね、本当に感謝ですm(_ _)m

ここだけの限定品も売っているのだ!

そんな道の駅「あきた港」ですが、うどんそば自販機に関して、ここだけしか売ってない商品があるとのこと。そのため、自販機でそばを食っただけでなく、売り場にも足を運びました!!

ここが売り場っす

あ〜〜あったあった。ここっすね。

お持ち帰り用のうどんがあるヨ

た〜〜〜くさんのうどんが売られており、値段は自販機で購入するのと同じ250円っすね。

ここだけの限定品なわけですが、これには県外のお客さんのことを考えてのこととのこと。

というのも、この道の駅を訪れるお客さんの多くが県外の方であり、中でもこの自販機を楽しみに来る方も多いとのこと。ところが、お客さんが一斉に押し寄せてしまうと、容器に注ぐお湯が切れてしまうんだそうです。。

自販機は40年以上も昔のものであり、お湯を再び沸かすにも30分ほどの時間を要してしまうため、中には来たのに買えずに帰るお客さんも出てきてしまったわけです。そういった方々に申し訳なく、せめてお持ち帰り用でも買っていただきたいとのことで、販売することになったんですって!

なるほどね〜〜。

それは納得なんですが、それだけでなくこんなものまで作っちゃったみたいっす(笑)

飴っすね。

「うどん・そばの飴かよ!」って一瞬、心の中で突っ込んでしまいましたが、これは市の観光協会のキャンペーンとして考えられたものとのこと。確かに面白いし、レトロ自販機好きからしたら一回は買ってみたくなりますけども。

気になったから買っちゃった(笑)

と、思っていたわけですが、買っちゃいましたよ(笑)

なんせ、神奈川住まいの私からしたら、この道の駅に来る機会なんてそうそうないわけですから。

そんで気になる味はですね、、、うん、黒飴っぽい感じ(笑)

ちょっと324円だと高すぎる気はするけども、まぁお土産価格ということで良いんじゃないっすか!

お土産用のうどんを食ったよ!

ということで、実際に訪問した様子は以上なのですが、先ほど道の駅に売っていたお土産用のうどんを購入して実際に食ったので、それもおまけで載せますね!!

購入したお土産用のうどん

購入したのはこれね!

これ、要冷蔵で賞味期限が一週間とのことです。私が食ったのは結構ギリギリのときでしたけどねww

袋を開けて、、
中に入ってるのはこちら

中に入ってるのはこちらですね。

うどんの麺、天ぷら、めんつゆ、七味。麺は自販機の製造工程と同じく、お湯を注いだら一度湯切りをして、再びお湯を注ぐ形になります。七味はお好みで入れる形ですかね!

天ぷらうどん、完成

そんで完成したのがこちら!

美味しくいただきましたが、これが自宅で食えるのはマニアにはたまらないんじゃないっすかね。秋田まで行かなきゃいけないのでそうそう買えるものではないですが、こういうの好きな方はいい記念になると思いますよ( ̄▽ ̄)

おわりに

はい、以上です!

ちなみにこの自販機、以前はどこにあったのかというと、先人の↑こちらのブログに情報がまとめられていました。Twitterのフォロワーの方が教えてくれたんです!

ここにあった自販機が、2016年4月に今の場所に移ってきたみたいっすね。しかし、ぶら下がった唐辛子、以前の場所にもあったとは(笑)

参考文献

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詳細・地図

住所 秋田県秋田市土崎港西1丁目9−2 セリオンリスタ
営業時間 10:00〜17:00
休業日 たぶん無休
駐車場 無料
電話番号 018-857-3381
アクセス JR土崎駅より徒歩約25分
リンク http://www.selion-akita.com/eat/soba.php

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コメント

  1. こすげ より:

    面白いブログですね、これから見させていただきます!
    埼玉県上尾市にも、うどん自販機があります、まだ残ってるかわかりませんが、、

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