心の基礎力である弾力レジリエンスを育てる
ライフデザインコーチの砂川めぐみです。
「人はそれぞれ違う」の前提のもとに、
その違いを活かし、互いによりよい関係を育むために、
自分や相手を観察する視点である
「4つのコミュニケーションスタイル」から2つ目。
相手の心の扉を開く鍵の一つとしてお届けします。
楽しいタイプの「プロモーター」。
cieloriccoのイメージとしては
雨や曇り、晴れなどその天気で地上に影響を与える
カラフルな 空 をイメージしました。
4つのコミュニケーション(タイプ分け™)は、
「感情表出」と「自己主張」という2つの軸で
コミュニケーションのタイプを4つに分ける考え方。
アイディアを大切にし、人と活気あることをするのを好むタイプ。
「人に影響を与える」ことを大切にしています。
「新しいアイディアを試すこと」「新しい仕事にチャレンジすること」が
モチベーションの源泉であり、人から注目されることを好みます。
楽しくて人を笑わせるのも大好き。場を仕切るのが好きで得意。
ただ、飽きっぽいので物事が進んでからの定期的な振り返りや、
計画を立てたり、計画通りに進めたりするのも苦手な領域。
変化強く、順応性が高いのだけど、
過去の規則や慣習にとらわれない自由さで、
周囲の人と衝突してしまうことも。
細かい事はあまり気に留めず、よく話すがあまり人の話を聞かない。
お調子者ともいわれるが、社交的でオープンで憎めない人。
「ビシバシいくよ~!」「ざわざわするような」と
擬態語、擬音語の表現や身振り手振りが多く、
感情表現豊かで気軽にコミュニケーションを交わします。
【自分が 空 (プロモーター)のときの他のタイプとの関わり方】
・ お互いにスピードが早いのでスピード感は合うが、話す事、行動に一貫性がないと、正しい判断をしたいコントローラーは疑問を感じるので、よく考え、落ち着いて行動しよう
・ こまめな承認、大げさな承認が得意でも、コントローラーには逆効果。さりげない承認や、最後に成果をあげたときにぐっとくる承認をしよう
・ 盛り上げようと常に刺激のあるコミュニケーションを創りだそうとする自分の欲求をすこし抑えることが必要かも
・ 目標設定したら、最後まであきらめずにいく意思の強さが売りのコントローラーなので任せて放っておいてあげよう
・ お互いに明るく盛り上がるのですが、とっ散らかって物事がなかなか進まないこともあるので、優先順位をつけるなど、整理すること、客観的視点をもつことを心がけよう
・ どちらもスポットライトを浴びたいのでジェラシーを感じてしまうので、張り合ってしまわず、自分の気持を客観的に見るようにしよう
・ 自分の明るさがサポーターのエネルギーになり、さらに共感してくれるが、承認をもらうことばかりでなく、自分から承認や頑張ったことへのねぎらいの言葉をかけることを忘れずに
・ 人間関係で悩みがちで、切り替えが上手くないサポーターに対して、持ち前の明るさを活かした応対やアドバイスをしてみよう
・ 気を利かせて承認をしたり、相手の意向を読み取ろうとするサポーターには、プロモーターの一貫性がなかったり、話が大きくなることに振り回されるので、内容を頻繁に確認しよう
・ 話を聞くのが少し苦手なプロモーターなので、「話したら迷惑かな?」と遠慮するサポーターに対してしっかり話を聞いてあげよう
・ スピード感が違ってペースが合わないが、速さよりも正確さが大事なアナライザーのペースを尊重しよう
・ 常に変化や新しさを求める自分とは違い、急激な変化をとても嫌うことを心に留めておこう
・ 物事をお願いするときは、その目的と根拠や手順をはっきりと示して、じっくり検討する
時間を与えよう
・ 自分に欠けている部分でもある、アナライザーのじっくり考え、緻密な計画性や正確さ、論理性を大切にして歩み寄ろう。アナライザーを右腕にするのもおすすめ。
・ 感情表現も発言も希薄なアナライザーに、即答を求めたり、結論を急がせない
早口で、身振り手振りで抑揚たっぷりに話し、
周囲を巻き込んでいく明るく楽しそうな方をみかけませんか?
失敗談も含めた自分の話、オリジナルのアイディアなどを
速いスピードで、展開も早い楽しそうに話す人。
お調子者だけれど憎めないタイプのこの人には
「それで?それ?」「もっと聞かせて♪」
「こんなことお願いできるのは、あなただけやから」
と質問したり要望すると、どんどん行動しちゃいます。
釘を刺さず、自由度をプレゼントしてあげてください(^^)
・誉め言葉で嬉しいのはどんな言葉?
プロモーターの長女
→ 「すごいわ~!」「素敵!」にシンプルに嬉しいよう☆
アナライザーの次女
→ 「ノートの2段に分けたり、1行あけてポイントを書き込むやり方、めちゃ分かりやすくてきれいやったわ~」と、本人がこだわりのあるであろう所、また気づかなかった所を褒められると嬉しいらしい☆
人の数だけ豊かな個性がある世界。
生まれ育った背景も、経験してきたこと、学んできたこと、感じたこと・・・
あふれるような「みんな違ってみんないい」があります。
人を4つに分けることなんてできません。
もちろん、「私は○○タイプ」と1つにまとめることなんてできません。
たった一つのタイプに落とし込まない見方が必要になります。
例えば、簡易診断でも、
コントローラー的なところも若干ある、
プロモーター・サポーターと考えられるような得点が
出てくる場合もあります。
私個人の表現としては、
「いま、自分は4つのどの領域に存在しているか
付箋を貼り付けるかのように、決めつけずに置いてみて」
と伝えることもあります。
私自身も
母親として我が子に接するとき、
働く人として職場で人と接するとき、
わずかながらでも行動や思考のパターンが変化します。
4つのコミュニケーションスタイルをお伝えする目的は、
大事な人とよりよい関係になり、
自分や我が子の強みを活かるようになること。
互いの違いを可能性を開き、高め合えるスキルとして
個別対応できるコミュニケーションを豊かにし、
信頼関係を築くために活用してください。
図解コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく(鈴木義幸)
コーチはクライアントが強みを発揮する方法を考え、
目的地へと共に伴走します。
あなたのコミュニケーション力、リーダーシップ、
マネジメント力のアップには、
弾力レジリエンスを高める個別対応のコーチングセッションにて
サポートいたします。
マンツーマンの
コーチングサポートをご希望の方はご連絡ください。
私やコーチングにご興味ある方は、
ワークショップ等でもお会いしましょう。