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府中 東洋医学専門 おおくにたま鍼灸院

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肩こり、腰痛から難病まで、治療実績豊富な鍼灸院です。

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今日2月14日(木)は、埼玉県の秩父市で仕事をしています。 朝から、今まで行っていた「鍼灸」を一度まっさらにして、新しい形で手技を追求し始めました。 まず、鍼を直接刺さず、皮膚表面に「当てる」「さする」ような、「陰(女性性的)」と「陽(男性性的)」の二つの方向性による手技を創りました。 単純な「手技」ではなく、二つの手技は「質的」に違うようにすることが目的。 どんな部分に、どんな手技を行うかを模索しながら、今までは単なる「手技」としてとらえていたものを、意識的に「質的な違い」として研究し直しています。 刺さない理由は、別に刺さなくても効果があるからなのですが、刺すことに集中すると、素早い氣の動きをつかめないので、あえて刺さず、相手の変化に気を配っています。 鍼は「古代鍼」は用いず、「毫鍼」という一般的な鍼で行っています。 手技は具体的に、「陽(男性性)」的な、一気に抜けるような、直線的な雷のような手技を、鍼を持つ私が呼吸を意識しながら素早く行っていくものと、「陰(女性性)」的な、包み込むような、集合的で温かい水のような手技を使っています。…言葉で説明し切れない。 一人一人、ツボの「虚」「実」よりも、全体的な「陰」と「陽」のバランスを取ることをメインで行っていたのですが、これがまた面白い。 細かく手技を点検しながら行うと、鍼先が少しずれていても、ツボに当たっていない感覚があるんです。 私がよく使う鍼が、直径0.16ミリか、0.18ミリなので(ちなみに、髪の毛は0.1ミリくらい)、鍼先分の0.16ミリずれていても、そのズレがわかる。 今まで、適切な証を立て、その上で適切なツボを選べば、鍼を刺して置いておくだけで、鍼が勝手に相手のからだを治療するというスタンスでいたのですが、積極的に手技で相手のからだにアプローチするようにしたんです。 手間はかかりますが、変化はわかりやすい。 一人当たり、1~3ヶ所くらいに鍼を丁寧にする感じで、全体で15分くらいかけます。…イメージできますか?鍼を何本も打つ感じではなく、細かいところにジーッと集注している感じだと思っていただけたらわかりやすいかと。 ちょっと気づいたことがあって、たとえば「足三里」というツボは、男女によって反応の出方が大きく違うような印象があるんです。 女性は足首が締まり、男性は腰がしっかりするような感じ。 同じツボでも、効かせ方によって違う。 ちなみに、手技によっても、腰に効かせるか、足首を締めるかを調節できることもわかりました。 恐るべき「陰」と「陽」の違い… …マニアック過ぎてわかりにくいですかね(^^;) 今日の私、声がめちゃくちゃ枯れているので、ほぼしゃべらず、無言で鍼をし続けているのですが、頭の中では「へぇー!」「こんなことになるのか!」「やっぱりそう言うことか!」など、いちいち感動しながら仕事をしています(笑) いやぁ、「陰」「陽」面白い。 午後は、更なる研究に励みます。

三上創 おおくにたま鍼灸院さん(@ookunitamasinkyu)がシェアした投稿 -