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府中 東洋医学専門 おおくにたま鍼灸院

京王線府中駅南口より徒歩1分。
肩こり、腰痛から難病まで、治療実績豊富な鍼灸院です。

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「充たすためには、すでにある何かを捨て去らなくてはいけない」 ここ最近の私の気づきです。 エネルギーを充たすために、積極的に何かを内側から捨て去る。 捨て去ることで充ちるものがあることを発見したんです。 鍼灸の、相手のからだを変化させる方法は、大きく分けて二つあるんです。 一つは、「正氣」を充たすための「補法」 もう一つは、「邪氣」捨て去るための「瀉法(しゃほう)」 瀉法は、邪氣を捨て去る方法なのですが、邪氣を捨て去ると、正氣が充ちるんです。 慢性的な雑病を診る場合、邪氣が複雑に絡まり、正氣を補うだけでは相手の内側に変化が出ないことが圧倒的に多いんです。 なので、正氣を充たすために、積極的に邪氣を捨て去る。 相手の正氣を傷つけないように邪氣を変化させるんです。 邪氣は、わかりやすく言うと、自分の免疫力を損なうもの。自分が治る働きを阻害するもの。 元々は正氣であったものも、巡らなくなれば邪氣になるんです。 古くなった水を入れ替えるなら、たまった水を捨て去り、新しい水を入れるのが簡単。 でも、相手に正氣が足りないと、空間ができても、正氣が充ちてこないんです。 そこで、巡らなくなった邪氣を再利用し、正氣として巡らせるための方法論が必要なのです。 鍼灸の方法論って、まだ再利用の方法論が確立していない気がします。 漢方の方がよく考えられている感じ。 邪氣の種類によって、再利用させる方法論が違ってくるのですが、重傷な方ほど、できる範囲が限られてくるんです。 私は最近、「補法」と「瀉法」の間を使って変化させる方法を考えているのですが、なんとか、うまいこと巡り始めた気がするんです。 もう一歩という感じ。 何事も、しっかりと考え、実践することが大切ですね。 あと少しで扉が開きます。 新たなステージが見えてきました。

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