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府中 東洋医学専門 おおくにたま鍼灸院

京王線府中駅南口より徒歩1分。
肩こり、腰痛から難病まで、治療実績豊富な鍼灸院です。

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現在、雲の上です。 何もしないで座っていることがあまりないので、文章でも綴ろうかと… 私、進学校だった高校の特別進学クラスというところにいたんです。 進路を深刻に悩むことはなかったのですが、「あぁ、鍼灸師になろう」と鍼灸学校の資料を取り寄せたら、募集の締切がなんと一週間を切っていたんです… 慌てて先生に言ったら、やっぱり「専門学校は考え直した方がいい」と言われたのですが、なぜか、自分は鍼灸師になるんだと思い、先生の話を押し切って、鍼灸師の道に進んで行ったんです。 鍼灸師の学校と同時に、柔道整復師という接骨の学校も行き、国家資格を取得。 学生時代に結婚し、卒業後すぐに奈良へ鍼灸修行へ三年間行ったんです。妻を東京に残して。 奈良での修行の三年間、私は「人間の生死」について深く考えさせられたんです。 師匠のところに来る方は、基本的に難病か、末期の慢性消耗性疾患の方… 命について、毎日考え、涙で濡れて眠れない日を何度も経験しました。 一人の方が、「もし東洋医学が病を防ぐ医学なら、是非、私のように病気になる前に、病を治せる鍼灸師になってください。たくさんの人に、病気にならない方法を伝えてください」と言われ、亡くなっていきました… 私は、病と戦うのではなく、元気な人を診る鍼灸師になろうと決心しました。 奈良から帰ってきて、妻が鍼灸院を山梨で開院し、すぐに子どもができたので、妻の鍼灸院を継いだんです。 それが、今、山梨に月一で通っている鍼灸院。 同時に、秩父の実家の鍼灸院に週三日通い、その他、日本の古流の接骨術を継承している先生の元、東京の四谷で働いた経験があります。 そんなこんなで、三年くらい過ごしたのですが、私、勇気がなくて、自分の鍼灸院を開院できなかったんです… でも、いろいろあって…なんとか自力で開院する決心をしたんです。 都内、いろいろなところを周り、自分に合った街、肌に合う街を探し、府中に降り立った時に「あぁ、ここだ!名前も、おおくにたま鍼灸院にしよう」と、降ってきたように府中で開院することを決めたんです。 しかし、府中はその時再開発中で、どの不動産屋さんを回っても「あと二年は店舗が開かない。諦めた方がいい」と言われ続けたんです。 府中で開院すると決め、二週間くらい経った頃でしょうか、突然、インターネットに物件の空き状況があがったんです。 即電話。 電話した日に見学に行けることになり、あっという間におおくにたま鍼灸院の開院が決まったんです。 運命だと思いました。 正直、家賃が予定の三倍以上で 笑、清水の舞台から飛び降りるような気持ちだったのですが、私は飛べたんです。 …それがあって、今があります。 今では、たくさんの方にご縁をつないでいただき、「プロフェッショナル」と呼ばれる方々を、本当にたくさん診させていただきました。 全国的各地からわざわざ私に会いに来てくれる方もいたり、わざわざ海外から来院していただく方もいたり… 本当に学びの多い毎日を送らせていただいています。 仕事以外でも、私を旅行に連れ出してくれる方々がいて、その土地に行かなくては会えない方にたくさん会わせていただきました。 なんというか、世界の最前線にいるような方々ばかりに会い、まだ若いながらも(自分で言っていますが…)たくさんの経験をさせていただいています。 私ほど、いろいろな経験をしている若者も少ないのではないかというくらい…まだまだですが… たくさんの人の思いを背負っているつもりです。 まだ若いので、最前線にいる人たちの思想を、後世に伝えるのが私の仕事なのかもしれません。 …書いていたら飛行機が着陸しました。 今日も最前線に行ってきます。 みなさんと出会えたことが、私の宝物です。 いつもありがとうございます。 この場を借りて、感謝をお伝えいたします。

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