ごっとさんのブログ

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車酔いはなぜ起こる

2019-12-05 10:29:03 | その他
最近はあまり車で長距離をドライブすることは減ってきましたが、車に酔いやすい人はいろいろ大変なようです。

この車酔いには、人間が空間を認識する仕組みが関わっています。耳の奥にある内耳がつかさどる平衡感覚と、目から入ってくる視覚情報、手足の筋肉や関節などで受ける刺激という三つの情報を脳がまとめることで、自分が空間の中でどういう位置にいるのかを把握しています。

例えば車内でスマホを夢中で見ていると、目は画面に釘づけなのに、身体(手足や耳の奥にある内耳)はあちこち揺れるので、視覚とほかの二つの情報が食い違ってきます。

そうすると脳が混乱して自律神経の働きが乱れ、頭痛やめまい、吐き気などが起こるのが車酔いです。これは脳が発達段階にある小中学生に多くなりますが、心理的な面も大きく、不安や悩みを抱えていたりすると起きやすいといわれています。

私はほとんど車には酔ったことがないのですが、昔台風の後にフェリーに乗った時ひどい船酔いになり、その後どうも船が駄目になりました。

今は全くやっていませんが、若いころは釣りが好きで、職場の仲間と良く船釣りに行きました。その前日は釣り道具の点検など楽しく準備をするのですが、その反面船に乗ることの不安が出て複雑な感じになったことを覚えています。

当日は当然酔い止めの薬を飲んで出かけますので、釣りをしながら酔ったことはありませんでした。面白いことに良く釣れているときは何の問題もないのですが、釣れなくなってくるとやや気分が悪くなるという、やはり精神的なことが船酔いには大きく影響しているようでした。

釣りが終わると港までは車で行っていますので帰路につくわけですが、車に乗ると緊張していたものが溶けるようです。すると車を運転し始めて15分ぐらいすると、猛烈な眠気に襲われます。

多分酔い止めの薬の副作用なのかもしれませんが、目が明けていられないような強い眠気で、空き地に入れてしばらく休んでいました。不思議と目をつぶっても眠ってしまうわけではないのですが、10分ぐらいで治まってから帰るというのがいつもの行動になっていました。

このように眠気をひどく感じる割には眠れないというのが、睡眠薬とは違う酔い止め薬の副作用なのかもしれません。

この車酔いを予防としては、体調を整えるためにしっかり睡眠をとり、乗る前に食べ過ぎたりしないこととされていますが、やはり薬を飲むのがよいようです。

酔い止めの薬には、吐き気やめまいにつながるような神経伝達を邪魔する成分が含まれています。これは風邪薬やアレルギー用の薬の成分と重なりますので、一緒に服用しない様気を付けるべきとされています。


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