令和元年128()大規模修繕工事のセミナー

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コチラから

 

こんにちは

高槻・島本マンション管理ネットワーク

山口 俊一です。

 

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管理組合会計 予算の作り方

 

収支予算案を作成するためには管理組合の次期の

事業計画がどのようになっているかを確認することが

不可欠となります。

 

例えば、次年度に大規模修繕工事が予定されていれば

その工事費の予算案を計上しなければなりませんし

 

駐車場の料金を値上げする予定があれば

その分だけ使用料収入が増加しますから

収入の予算額も併せて増やす必要があります。

 

また、予算を作る前の年の実績額をもとに、年々

増えている項目については多めにしたり

 

だんだん使わなくなっている項目については

ある程度予算を減らしたりするなどの差異分析を

行うことも重要です。

 

具体的な予算案作成の手順を考えてみましょう。

・事業計画を作成しよう

 

管理組合の目的である各種の業務を効果的に

実施するには、1年間だけではなく

2~3年から5年くらい先までの中長期の事業計画を

作ることが大切です。

 

将来のことを予測するのは難しいことですが

先々必要になるお金がどのくらいになるのかが

早めにわかっていれば、その対応策を講じることも

可能になるからです。

 

そこで、事業計画を作成するには

次のような点に注意しましょう。

 

・管理規約に定められた管理組合の業務との整合性を

 図ること。

 管理組合の目的は建物の維持管理のため必要となる

 各種の業務を実施することが求められています。

 営利事業ではありません。

・中長期の事業計画の一環としての、今年の位置付けを

 明らかにすること。

・前年の事業計画の達成状況を勘案すること。

・各事業の実施時期を具体的、かつ、明確にすること。

・財政上の資金的裏付けを明確にすること。

 

収支予算は管理組合の業務全体にかかわるものであり

予算は組合員全員の合意に基づき作成されることが

大事です。

 

そのため、予算を作る手順や収支予算科目の取扱いを

あらかじめ会計処理細則などに定めておき

担当者によって作り方に差が出ないような予算を

作ることが望まれます。

(管理組合の会計原則:継続性の原則)