たまに無性に食べたくなるアメリカンパンケーキ。厚みのあるやつです。
この国ではあまり厚みのあるものは好まれません。クレープ状のものがメジャー
こちらではホットケーキミックス的なものも売られていません。
日曜日は時間があるので、粉混ぜして、今日の朝はパンケーキ。子供たちもウキウキしちゃうんです
ぶどう乗っけときました。
長女は食事中もスマホをそばに置いている。これいつも私に怒られてる。でも友達とのチャットが大事
そして突然、
長女: 6月って、日本だよね。
私: そうだね。何で?(6月は毎年日本に帰ります)
長女: Pride は6月だから。
私: ?????? (格闘技のことではないな。となると、、、)
長女: 日本ってある? Pride Parade?
私: ?????
長女: LGBTの。
LGBTとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語
私: あぁ。( 娘の口からその言葉が普通にでてきたことにちょっと驚き)
私: 何で?
長女: 私たちはPride 支持してるから。
私: 私たち??? ( これはまさかのカミングアウト? )
私: あなたがLBTG?ってこと?
長女: Mちゃんがね。だから私も応援してるの!
ちなみに彼女はもうすぐ14歳になるが、現在13歳の7年生。
長女: ママは反対の人?
私: 反対じゃないよ。
長女: よかった
私: M ちゃんはLGBT の中でいったらどれなの?
長女: バイセクシャル。男の子も女の子も好き。
私: そっか。Mちゃんのご両親も知ってる?
長女: うん。"そうなんだ" って言われたって。
私: この国ならそうか。良かったね。日本なら、大騒ぎになっちゃうよ!ヘタすれば、イジメられたりとかもあるのかな?ほかの国でも偏見は絶対あるよ。この国でだってあるんだから。
長女:OMG
私: M ちゃんの好きな子って、あなた?
長女: 私のことじゃない。でも好きな女の子はいた。プライバシーに関わるから誰かは言えないけどね
私: あなたは好きな子はいないの?
長女: いない。限られてるからねうちの学校。みんな何だか家族みたいだからさ。ずっと一緒だからね(笑)
うちの子供達は、カトリックの学校に通っている。全ての授業が英語によって行われており、先生達もイングランド、アイルランド、アメリカ、オーストラリアからと国際色が豊かだ。もちろん現地の子供たちが大半であるが。
一学年全員で45人くらいで、2クラスに分かれている。
プレスクールが5歳からだから、もう9年間一緒だね。M ちゃんもプレスクールの時から一緒だね。
以前もこの類のことを記事にしたが、この国では、割と自然にアイデンティティを肯定してもらえる。日本ではまだまだマイノリティである。
北欧の国では、割とおおらかに受け止めて貰える。娘たちの学校はカトリック系だが、この国民たちは、ほぼほぼプロテスタントのルーテル教会に属している。
キリスト教は同性愛について未だに否定的である。
その為、この国でも同性婚が正式に法的に認められたのは、確か2015年。つい最近。
それでも、社会では割と受け入れられているのではないか。もちろん個人差はあるが。
まぁ、長女が仮にLGBT であっても、今は言わないのかな?
10歳の次女も、普通にこの会話を聞いており、特に驚いたりもしていなかった。どこまで分かってるのかどうかは謎だが。次女の同級生の家族でも、レズビアン家族がいる。それを次女も知っている。
私は、人が人を愛するのは単純に素敵な事だと思う。
ただ、若いうちは、自分のアイデンティティが定まってないことも多い気がする。恋愛対象にしても。
これからいろんな人に出逢い、いろんなことを学び、人を尊敬するということを大事にしてもらいたいと心から思うのです。
日曜のパンケーキの朝に、色んなことを考えた。
まだ雪あるけど、日が長くなってきた!お天気もいいし、掃除だあ!!
子供たちは金曜から来週の日曜までスキー休暇(この国ではクロスカントリーを指す)。