Stay Homeの日々だけど、それでも天気が良い日は気持ちいい。
今日は少しだけ散歩の足を伸ばしてみる。
初めて歩く道。
ん?この風景、なぜかとても懐かしい気がする。
なぜだろう…。
しばらくして、ハッと閃いた!
「おぅ、そうだ、岸田劉生が描いた坂に似てる!!」
ね、なんとなく似てません??
この絵は1915年に岸田劉生が描いた「道路と土手と塀(切通之写生)」という作品です。
私、この絵が大好きだったんですよ。
底知れぬ大地の力強さを感じて圧倒された記憶があります。
「絵力」とでも言いますか。
岸田が描いたこの坂の場所は、なんと、東京・渋谷なんですよ。
100年前の東京です。
今では立派なマンションが立ち並ぶ高級住宅街ですが…。
私が今日歩いたこの殺風景な田舎の坂道も100年後にはきっとまったく違う風景になっているんだろうな…と。
そしてその頃は疫病にも負けない強く平和な世界であって欲しいと願うのであります。