こんにちは。

昨日はわが町の街路・公園清掃の日でした。

 

年に2回行われる自治会主催のこの清掃活動はなかなか大規模で、町にある4つの公園と一部の街路清掃にかなり多くの住民が参加します。

 

あれは確か2年前、うちの向かいの公園で遊んで帰ってきたチビが私に言ったのです。

「パパ〜、僕も公園のお掃除やりたい。なんかね、ジュースもらえるんだよ」と。

そしてチビの友だちたちが楽しげにおしゃべりしながら公園のゴミ拾いをしていたそうで。

実はその時まだ自治会に入会したてだったので私もよく事情がわからず…。

「へー、じゃあ次に案内が来たら一緒に公園のお掃除しよう!」となったわけです。

 

そして半年後、我が家に届いた街路・公園清掃のご案内。

よくみると清掃場所が番地ごとに区切られていて、私の家の担当は「公園」ではなく「街路」だったのです。

そこでチビに「あらま、うちは公園じゃなくて街路ってなってるけど、それでもいいよね?」なんて言って参加を決めたのです。

 

 

が…。

当日、その場所に行ってみると、清掃するのはバス通りの車道と歩道の間にある植え込み。

どうやら、その植え込みにボーボーに生えた雑草をカマで刈るのがミッションとのこと。

げっ、カマなんてあんまり使ったことないし、バス通りは車がビュンビュン通って危ないし。

チビにカマを使わせるのは危険と思い、がんばって手で雑草を抜かせていたのですが、抜いてるうちについつい車道側に近づいてしまって、それも危ない。

なので刈った草を袋に詰める係を任命したのですよ。

けどね、よく周りを見たらうちの班、危ないからか子どもはほとんど参加してないのです。

そしてつまらなくなったチビは途中でふらふらどこかへ。

 

 

そこで、さて私。

おそらく生まれて初めて「カマ」なるものを握り、かなりしぶとい雑草を刈るのですが、これがなかなか難しい。

できるだけ雑草の生え際を刈りたいのだけど、それがあまりキレイに刈れないのですよ。

それでも30分ぐらい、必死に刈って刈って…。

もう汗だくだし、めちゃくちゃ腰は痛いし…。

そうこうしていたら比較的若めのお父さんが「代わりますよ〜」と声をかけてくれ、「あ、ではお願いします」とカマを渡し、私はチビが放置した袋詰め作業へ。

少し経ってゴミ袋が足りなくなったので補充しなきゃと思い、ふとさっき私が刈った植え込みに目をやると…。

 

なんとっ!

私の人生初の華麗なカマさばきによって生まれた不揃いの刈り跡が、めっちゃキレイにすっかり刈り直されているやないの!!

まっ、マジか…。

 

その瞬間。

さっきのあの、若めのお父さんの心の声が聞こえた気がして…。

「なんだこのへったくそな刈り方。これだったら刈らないでいてくれたほうがよっぽど楽に刈れるのに!」って。

絶対そう思ってる!ゼッタイ

 

私はもう恥ずかしくて…。

そそくさとゴミ袋を抱えて公園の集積場に向かったのでした。

 

 

一方、その公園では。

半年前にチビが言っていたように、ほんとにみなさん楽しそうにおしゃべりをしながらゴミ拾いをしてるじゃないか!

子どももおとなも和気あいあい。

なんなんだ、この落差!

 

 

以来、その後も街路・公園清掃の案内は届くのですが、我が家の担当は常に街路。

もうそれはずっと固定のようで。

参加しないのはとても気がひけるのですが、今でもどうしても「参加欄」に自分の名前を書けないおっさんであります。