自らの失態でお婿さん候補から遠くなったお話なのでした、きゃりーぱみゅぱみゅ様。お~い、ぱみゅ子~ | きゃりーぱみゅぱみゅ様がスキすぎてキレそう

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とにかくきゃりーぱみゅぱみゅ様が好きなのである。神が与えてくれた希望なのである。
チャーリー・パーカー様と共に、ワタクシの二大恩人なのである。

 

初めての方へ。⇒登場人物紹介です。もう少し詳しくは⇒こちらへ。適当に追記あり。

おじいちゃん⇒ワタクシの推定約10年後。娘が出来なかったので「お父さんのお嫁さんになる」と言われる夢が叶わなかったことが一生の後悔。ならばと孫に目標を定める。

ぱみゅ子⇒本名杏子(仮名)。おじいちゃんのみ「ぱみゅ子」と呼ぶ。産まれた時からそうなので、そういうものだと思ってて今更もう訂正はしない。推定年齢幼稚園の年長組。話題によっては都合よく上下する。当然周りもそれに従って上下する。

ということで基本的には10年後の未来日記だが、まあ細かいことは気にしない精神で。

ではどうぞっ。

 

 

 

ね~、おじいちゃん、わたし苦手なんだあ。 食べてくれる?

 

 

お~。いいともいいとも。でもぱみゅ子はえらいなあ。残さない気持ちがあって。

 

 

えらいの?

 

 

そうじゃ。これは自分で作るようになったら分かるんだけど、出した料理を全部食べてくれる。これは本当に嬉しいことなんじゃなあ。

 

 

うん。

 

 

まー、今回はおやつだから、料理はしてないがのう。

だされたものは全部食べるのがもちろん理想じゃが、人には好き嫌いとか、おなかの具合とか、気持ちの問題とか、いろ~んなことがあって、それができない時がある。

 

 

そうだね~。

 

 

もちろん、おなかが痛いとか、いろいろな理由があるから、無理はしちゃいかん。だけど逆にいうと、ちゃんと食べられないということは何かあるかなって考えるきっかけにもなる。それほどちゃんと食べる問題は大事なんじゃ。

 

 

うん。

 

 

そして食べられない理由の中で、苦手だから、というのは克服したい種類の理由じゃな。

 

 

わたし、苦手なんだ。メロン。

 

 

お父さんに似たんじゃなあ。お父さんはな、メロンとすいかが嫌いという、もしかしたらおじいちゃんの子供じゃないのかもしれぬ大変な味覚の持ち主じゃった。

 

 

スイカもそんなには好きじゃないけど。おじいちゃんはスイカ大好きだよね~。

 

 

スイカもメロンも大好きじゃな。メロンは高くてなかなか食べられないけど、スイカは夏には毎日食べたいぐらいじゃ。

 

 

おなか、たぽたぽになっちゃうよ。

 

 

そうじゃ、ぱみゅ子。

 

 

なあにおじいちゃん。

 

 

いいことを考えたんじゃ。

 

 

どんなこと?

 

 

ぱみゅ子、お母さんにな、わたしメロンがだ~い好きって言っておいで。

 

 

どうして?

 

 

だって、ぱみゅ子が食べなければ、おじいちゃんが代わりに食べることができるじゃろう?

そうすると、一回のおやつでメロンは2倍。うひひひひひ~~~。

 

 

やだよ~。

 

 

どうしてじゃ?おじいちゃんのメロンが掛かっているというのに。

 

 

だって~。

 

 

だってなんじゃ。

 

 

お母さんにウソついたら、サンタさん来なくなっちゃう。

 

 

大丈夫じゃ。少しぐらい。問題ないない。

 

 

だめだよ~。少しもいっぱいもだめはだめ。

 

 

大丈夫なんじゃ。わしのメロンじゃ。

 

 

だめっ。

 

 

ぱみゅ子っ。言うこと聞きなさいっっっっ。

 

 

あ~~~~ん。やだ~~~~。ウソだもん。ウソはだめだもん~。

え~~~~~ん。おじいちゃんが悪いんだあああ~~~~。

おじいちゃんなんか、だいっきらい~~。

 

 

あ、あら、ぱみゅ子。そんなに泣くほどのことじゃないんじゃ。おい、ぱみゅ子。おじいちゃんが悪かった。お~い、ぱみゅ子~~~、どこ行ったんじゃあ~~~。あ、あの、お嫁さんになってくれるって言ってたのはどうなるのかのう?

 

 

あら、ほれ、ひれ、ほれ。