一筋の道程

自分が弱くなるほど人を高く見過ぎ
頼りになるほど人でもなくなるんだ
勝手な事ばかりを考えて羽目を外し
慣れ過ぎるほど価値も忘れてしまう
どうして対等に立っていないのか?
一人だけ片寄って過ちを見切れない
責めて止まる為ではなく前に進む為
本当に一番許せないのは自分になる
使い倒してしまったら遅過ぎるんだ
極めて重大な一蓮托生の立場に立ち
切羽詰まった現実が見えないのか?
余所見出来る余裕はないはずなんだ
極限状態では現実を何も分かれない
視野が狭くなるほど盲目になるんだ
面白いほど強がり一つも気付けない
気付けても目に入る事ぐらいだろ?
見事なほど狡い魂胆に誘い込まれる
逸早く泣き言を吐いたら勝ちだろ?
気が回らず誰の何の役にも立たない
人々の足を引っ張りながら苦心して
御荷物に批難ばかりが積もり積もる
優先順位も履き違えて誰も評価せず
何かしらの情がないと嫌われるだろ
解決するべき課題の順序を飛び越し
安楽に浸かって訳が分からなくなる
自分の甘さで骨折り損の草臥れ儲け
非の打ち所がない結果で証明される
自分を見失ったら馬鹿にも劣るんだ
手に取るように一連の流れは掴める
いつまでも単調な日々は変わらない
悪化の一途を辿りに努力したいか?
因果の果てまで百害あって一利なし
何に時間を割く余裕も有るわけない
一刻を争う一筋の道程が決まり切る