蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って7月で18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

ヤカンの水

2019-10-18 00:03:00 | 弁膜日記
大学ラグビーを見ていると、倒れた選手に駆け寄った学生がヤカンの水をかけるとすぐに立ち上がりプレー続行というシーンは昭和ラグビーの風物詩でした。
あのヤカンの水、薬でも入っているんじゃないかと気になりました。
今ではスポーツドリンクのボトル。味気ないですね。

72歳で死んだ親父は、30代から寝床の枕元にヤカンの水を置いておかないと、烈火の如く怒りました。
まぁ、糖尿ですね。若い頃からビールとあま〜い合成酒。それでも、糖尿の治療をせずに40年近く生きていられたのは、米をろくに食べず、酒のつまみは豆腐一丁のみだったからでしょう。ただ、栄養の偏りは半端なく、ビタミンやミネラルは不足していたに違いありません。
死ぬ間際には、愚母が呆れるほど、ステーキや大トロを食べていたそうですが、後の祭り、若い頃の偏食は歳をとるとレバーブローのように効いてきます。
糖尿なのですから、高カロリーの食物をとると、血糖値が急激に上がり、全身の血管、特に心臓の血管がいけないことになったのです。
まぁ、解剖をしていないので、はっきりしたことは言えませんが。
若い頃からタバコとビールを愛し、飲む打つ買うは当たり前、のちに俳優になった金子信雄と中学時代につるんで悪行三昧の生活を送っていたので、72歳は長命だった感があります。
肺結核で手術を受け、術後肝炎、男性の乳がん、緑内障に白内障、痛風と、病気のデパートだったので、糖尿にまで気が回らなかったのです。
でも、死因が糖尿(多分)だったので、本人が一番驚いているのではないでしょうか。
蟷螂はそんな親父を見て育ったので、タバコは32歳できっぱりやめ、酒は最近は無糖の発泡酒と無糖の日本酒(これがやたらにまずい)。
発泡酒は2/3本、日本酒はお猪口3杯程度、ちっとも酔いませんが、まぁいい分量だと思っています。
同居人の実家の3軒先が魚屋だった関係で、夫婦揃って魚好き、サンマが不漁なのが悩みの種です。


年末年始の大学ラグビーは面白くなりそうです。高校野球の時代は終わった?
蟷螂は枕元にヤカンを置く習慣はありませんが、眠剤用のポットの水は欠かせません(そっちの方が身体に悪い?)。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブリッジ外れる | トップ | 北極南極 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。