タイ南部のクラビで日本食が恋しくなったら「Tobikosushi Krabi」

クラビには日本食屋さんが少ししかなく、とても貴重です。世界の観光客の多くがステイする海の近くアオナンには1軒だけ。しかも、丼の専門店で、オーナーはタイ人。You tubeでレシピを習得しただけでオープンしたとか。さすがタイ人!お味のほうはまずまずでした。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿。

 

ところが、クラビタウンで日本人の口にもあう日本食屋さんを見つけました。お寿司も丼も天ぷらもおうどんもおいしい日本食屋さんを。そして、知人の香港人、フランス人、ウクライナ人にも日本食は人気で、何度も来店しているようです。

 

1.欧米人にも、タイ人にも人気、日本食

「イラッシャイマセ~!」初めて店内に入ったときは、ぎこちないながらも日本語が聞こえたので、日本語でオーダーしようとしたのですが、残念ながら、通じませんでした。お箸の置いている向きが違ったり、ツッコミどころいっぱいで、初めての訪問はドキドキしたのですが、お味がよかったので、何度か通っています。

最初の注文は「カツ丼」。意外に、といえば失礼ですが美味でした。まず、お米はちゃんと日本米。タイ料理にはタイ米が合うのですが、日本食はやっぱり日本米!を再確認しました。バンコクなどでは当たり前なのかもしれませんが、ここクラビでは、やはり日本米は貴重で、あまり他では食べることができません。カツ丼のタレも、甘すぎず、濃すぎず、ちょうどいいお味。これで、130B(約500円弱)は、納得です。

しかも、ここ、どのお料理にもついているお味噌汁が、飲み放題。大きなやかんで、どんどん継ぎ足してくれます。ただし、日本茶は有料。おかわりを頼むと、しっかりとお勘定のなかに入っていました。この感覚、おもしろいですね。

 

 

2.欧米人に人気なのが、サーモンやマグロのロール寿司

先日、飲食店も再開し、しばらく会っていなかったので、タイ語学校のクラスメイトである香港人、ウクライナ人と一緒に「Tobikosushi Krabi」に行ってきました。とりわけ、イギリスで学生生活を過ごしていた香港人は、日本食が大好きだとか。イギリスでも香港でも、日本食を好んで食べていたため、この「Tobikosushi Krabi」は、お気に入りで、アオナンに住んでいるのですが、クルマに乗ってわざわざ食べに来ていました。

彼女は、得意の英語を生かし、中身の詳細についていろいろと店員に尋ね、オーダーしたのが、こちらサーモンロール。こういうのを見聞きすると、欧米で育った人というのは、物怖じせず、どんどん質問を繰り返し、積極的でいつも感心してしまいます。シャイな日本人には、なかなかハードルが高いですよね。

写真を撮るのを忘れてしまいましたが、彼女がオーダーした「茶碗蒸し」も、イカやエビがはみ出すくらい入っていて、なめらかな感じでとてもおいしそうでした。

 

 

3.オーナーはタイ人。バンコクの居酒屋で修行していたらしい

クラビに在住している日本人は知っている限り10人前後ではないでしょうか。以前は海産物加工メーカー、つまり、日本の廻る寿司ネタの加工工場があったようですが、人件費の関係などで、ベトナムなどに移行していったと聞きました。

当時、つまり数十年前には、その日系海産物加工工場の影響か、日本人プロデュースの飲食店もあったようですが、現在はゼロ。ここ「Tobiko sushi」は、バンコクの日本居酒屋で修行をしたタイがオーナーだと店員さんに聞きました。

現在はコロナの影響で観光客がほとんどいませんが、ピーク時は「Tobikosushi Krabi」のお客さんのほとんどが欧米人。あと意外に多かったのがタイ人男性のひとり客。そのほとんどが、すごく大きな刺身の盛り合わせを頼んでおり「タイ人は刺身が好きなのか!?」と討論したことがあります。ひとりだけでなく何組か見かけたので、日本食は、世界の食通をうならせている貴重なものなのだなあ、とタイの片隅の田舎であらためて思った次第です。

 

 

4.コロナで、フードパンダに焦点

クラビは田舎なので、タイ全土に当てはまるわけではないでしょうが、飲食店の営業が復活しても、なかなかお客さんは戻ってきていないようです。アタシたちが、「Tobiko sushi」に行ったときも、ランチタイムの真っ只中にもかかわらず、お客さんは他にいませんでした。以前は、マイクロバスを乗りつけて、ランチ宴会をしていたタイ人団体客をよく見かけたのですが。

「Grab」ではなく、ここクラビのデリバリーは「Food Panda」が主流です。なので、「Tobiko sushi」でも、現在はデリバリーが主流のようで、店を出るとドライバーが待機していました。アタシも一度だけ、うなぎ丼をテイクアウトしたことがあります。が、「えっ!大丈夫!?」と思うほど早く出来上がり、ビックリした記憶が。やはり、家で食べるよりも、お店で「ひと口ちょうだい!」と、家族や友人とワイワイ賑やかに食べるほうが、おいしいですよね。

 

 

5. クラビタウンのど真ん中にある「Tobiko sushi」店舗情報

【住所】239/2-3 Utarakit Rd, Tambon Pak Nam, Mueang Krabi District, Krabi 81000

【電話番号】 095-421-9423

【Facebook】 https://www.facebook.com/Tobikosushi.K

クラビのシンボルにもなっているカニのオブジェの真ん前にある「Tobiko sushi」。ひときわ目立つちょうちんが目印です。昼と夜のアイドリングタイムがなく、好きな時間に食べられるのも魅力です。

 

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。