かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

映画「道草」

2020年09月27日 21時22分33秒 | みゆみゆとの生活
ドキュメンタリー映画「道草」の上映会&ミニシンポジウムが昨日豊山町で開かれました。
「道草」は、重度知的障害がある自閉症の方がヘルパーさんの支援を受けながら独り暮らしをする様子をドキュメンタリーで追った映画です。

私は人生初の「シンポジスト」を務め、ドキドキでした。
前日の夜にバタバタッと原稿を書き上げ、不安いっぱいで浅い眠りの夜を過ごしました。
ところが本番はお客さんが聞き上手過ぎたために興に乗ってしまって、原稿にないことをしゃべって時間オーバーするという…。反省。
そうちゃんのように強度行動障害がある子も地域で見守られながらのびのび暮らしてるよ、ということを知っていただきたくて、一生懸命話してきたよ。

会自体は大盛況で、大成功だったと思います。
「コロナ対策」という新しくしかも刻々と変化する情勢の中の上映会でした。勇気をもって、しかも確実に対策され開催された、主催者(友人夫妻)はじめスタッフの皆さん、素晴らしいです。
一端を関わらせていただき感謝しています。

「道草」を通じてたくさんたくさん、考えさせてもらえました。
「施設には、支援する人と支援される人しかいない。これは自然なことではない。生活の中では支援者も障害者もない。」という、もう一人のシンポジストの発言にハッとしました。
また、進行役の、「障害者は施設に入ったらその先がない。それで終わり。」という言葉がずしんときました。
私、施設やグループホームにそうちゃんを入れることがゴールだって思ってたかも。
普通は、社会人になってからがスタートだよね。

そうちゃんが私の手を離れてからも「新しいボク」を発見し、人生を楽しめる環境にあってほしい。
手を叩いて歌う、その横に、私の知らない彼の友達(支援者)がいてほしい。

頭柔らかくしないとなー、
と思った、昨日1日でした。

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