酒瓶の絨毯
とっとと、断酒会に見切りをつけた私だけれども、複数の断酒仲間とは個人的につきあっている。
あくまで、仲間として。
そのなかで、断酒歴10カ月の将来は断酒会長か!?とまで期待されていた、週3回の断酒会は欠かしたことがなず、診察も休んだことがない。
その彼がグデングデンの再飲酒した。
理由はある程度、推測がついているけれども省いておく。
部屋に立ちよってみたら、人間の住まいとは思えない・・
床中が酒瓶だらけ、失禁のあと、「みじめ」ってこういうことをいうんだな・・って改めて思ってしまった。
「助けて、助けて」というSOSコールで訪問したけれど、本人は意識なし。かかりつけの病院に電話したけど、「そういう状態では受け入れられません」との返事。
これは、あくまで本人問題。
飲みたいだけ飲んで、飲めなくなったら救急車で運ばれて、もう一度断酒しよう言う気が起こったら断酒できるんだろうな・・
アルコール依存症 改めて考えさせられる・・
どうか復活できますように。
別れの悲しみ
先日、15年断酒歴の先輩とお茶をした。
この方は本当に良い方で、細やかな思いやりや察する能力、常識、優しさ、選んだ言葉使い・etc・・・
私もこの方には精神的にお世話になっているんだけれども、
そのとき、彼が話の途中で号泣したね。
アルコール依存症・・原因の一端かもしれないし、他の理由もあるのかもしれない。でも、二十歳の娘さんから「お父さん、お母さんと離婚して下さい。」と言われた話をしてくれた。彼は自業自得の気持ちがあったので、黙って離婚に応じたそうです。
彼は1枚の写真を見せてくれました。娘さんが1歳の時の写真です。彼は元家族に半径500m以内には近づいてはいけないと言われているそうです。
彼は「もう二度と会えない」「僕にはこの写真1枚しかない」といって、なんと言葉をかけたらいいのか私も困りました。
せつせつと伝わってくる辛さ・・
離婚&断酒後、15年たっても苦しい想いが残ってるんですね。
私がお会いした方々のなかの、アルコール依存症の地獄の少しづつアップしていきますね。
正直、私の中で、ここまでの苦痛を味わいたくない・・という気持ちが断酒させてるのかもしれない・・
失礼な話だけれども・・
でも、これだけの優しさを持っていながら・・とおもうけれども、これがアルコール依存症という病気なんだね。
アル中の地獄
敢えて、アル中と書くよ。
アル中って本当に二重三重の重荷を背負っているんだね。
まず、世間から貼られたレッテル「アル中」
それから辞めたいのに飲みたい思い。
いろんなものを失くした辛さ。
社会復帰できるかどうかへの不安。
その他、症状に応じたからだへの自暴自棄・・
私は、ある意味、そこまでいっていないアルコール依存症だ。
でも、アル症には間違いない。
仲間の苦しい想いは私も本当に辛い。
つきはなす・・これが唯一自立への道。
でも、様々なアルコール依存症の方へ言いたい。
明けない夜はない。
今、苦しくても必ず夜は明ける。
あなた自身の力で!
アルコール依存症は治らない。
でも、回復はする。
ちょっと方向がズレたけど、一度この本を読んでみて下さい。
なんだか幸せになるよ。
新しい人間関係
こんな言い方はキライだけど、私はいわゆる「ホワイトカラー」の人生を送ってきた。
でも、給料全部、お酒につぎこんで、生活こわしてたら、ただのバカだよね。
断酒会で出会ったのは、もとヤクザのヒト。
一生、縁がなかっただろう人に「お酒をやめたい」共通点だけで出会った。
「共依存」は彼は知らないし、説明してもわからないコト。
だから、私のほうでコントロールしている。
有名なビルとボブの出会い。(By AAのはじまり)
時々、回想する・・
彼が私と次に会う時まで飲まないと思っているなら、私も飲む訳にはいかない。
私たちは男女関係じゃない。
でも、強い仲間意識はある。
しかも、それは「断酒会」という宗教組織(アメリカンジョークです(笑))
ではない。
私たちはお互い、いずれ別の道を歩いていくことを理解している。
でも、一生、仲間ではいるだろう。
断酒会で唯一、良かったと思えるのは仲間に出会えたこと。
あとは自分の問題。
フロイトも敬愛するなだいなだ先生もいずれは時代の進化には追いつけない。
断酒の方法を編み出すのは、アルコール依存症者自身なのだと思う。
そして、それは人それぞれ違う。
ただし、アルコール依存症という病気の怖さの知識は必要。
世の中「絶対」はないし、「奇跡」も起こる。
その体感をしたのが去年のこと。
彼は私なら絶望するほどの重症をおっていながら、希望を捨てない。私はおそらくお酒さえ飲まなければ今年にも、健康診断A判定になるだろう。
なのに、私のネガティブ感に比べて彼は、なんて前向きなんだろう。
彼は新しい人生をはじめたがっている。
だったら、私でできることは手伝いたい。
彼の世界は「シャブ」も「留置所」も当たり前のことだった。
私では考えられないこと。
「僕は普通じゃないのかな?」という問いに私は、彼が普通になりたいという痛いほどの気持ちを感じ取ったから答えた。
普通の人は「覚せい剤・麻薬」という。警察はポリとは言わず「警察」という。
彼は考え込んだあげく「言葉づかいをかえなきゃいけないんだな」と答えた。
医師すらみはなしていた彼。
でも、彼が望むなら私は信じる。
交わらないけど交わらない彼と私の人生。
新しい、断酒が始まったな・・と
これも心の持ちようしだい。
たぶん、もう私にお酒は必要ない。
皆様も信じろ!
お酒って意外にやめられるもんだ(笑)
あけましておめでとうございます!
う~ん
紆余曲折しつつも、結局、気まぐれに再開しようかな~と復活(笑)
今の感想 お酒って意外に止められるもんなんだなあ
結局、今の私は断酒会も病院も行かず、世にも不思議な一年を過ごして、不思議な新たな人間関係をつくり、今は卓球にはまっている(爆笑!)
気まぐれに行ったら、意外におもしろかったので、最初はピンポンだったけれど、今はマイラケットを買おうかという勢い(笑)
朝は優雅にコーヒータイムではじまり、仕事終わりに、卓球で汗を流して、おなかがすくのでめちゃくちゃ食べて、結構熟睡。
こんな日がこようとは、酒浸りの日は想像もしなかったねえ(笑)
断酒会仲間に、アルコールでひどく体をやられて障がい者になってしまって(まともに歩けない)手も足も死人のように冷たい人がいたんだけれども、彼がなんと卓球を始めたら、手足が温かくなって、今は息切れせずに1時間ラリーできるようになってる。
点滴より薬より卓球がきいたって、喜んでるよ。
人それぞれだと思うけど、そうやって回復していく人を見るのは嬉しいね。
前はちょっとお怒り記事を書いてしまったけれど、覚えている方にだけご報告。
なんと主治医にプロポーズされるという笑える展開になって!
このヒト、マジかい(つっこみまくり!!)
なんかバカバカしくなって、逆に気持ちの整理がついた。
笑えるケースワーカーは断酒会仲間に相談するという、相談員が患者に相談してどうするっ!?って、パニックをおこして、気の毒に平和なお正月を過ごしてたらいいねえ(笑)
つくつぐ思ったのは
過去と他人は変えられない
自分と未来は変えられる
自分次第なんだよね。
難しいことは考えなくていい。
お酒のない新しい楽しい人生を送っていこう。
というわけで皆様も素敵な1年を過ごされますように!
プログ終了
アルコール依存症 46歳のオンナ。
平成27年5月1日から断酒。
今日はプログ終了のお知らせ。
このプログは多くの方に迷惑をかけているようだ。
他のプロガー様方のコメント欄をしばしば荒らしていた場合もあるらしい。
また、読まれた方に不快な思いをおかけていたようだ。
この点を反省して、本日をもって、このプログは終了いたします。
今まで読んでくださった方、ありがとうございました!
※最後に※
今後、私は自分の通っている病院と主治医に感謝がおおきくなり、主治医の「ある日あるときそこにあったのは運不運」「相手に怒りを感じるのは相手と同じレベル、高みからものをみること」「後悔だけならしないほうがマシ。反省なら後悔から行動を変えてきているからOK」「自分で思った瞬間がターニングポイント。それまでは相手にとっては大きなお世話」「相手には期待しないこと」「かくあるべきと思わないこと」「人間ですから」
etc×100・・に傾倒していくのですが、まあ、そうなると自分を笑えるようになりますね。さらにたぶんめずらしいとは思うのですが、ここが総合病院で9割が他の患者様、1割未満がアルコール依存症。(アル症専門病院かつ総合病院)というのも良い勉強になりました。一番、衝撃が大きかったのは広島で被爆された方(90才を超えておられる)からお話を伺ったこと。笑顔でケロイドを見せられましたが、返す言葉もありません。でも、それすらも運不運だとのこと。そこまで言えるようになるまでにどれほどの想いをされてきたのでしょう。主治医も大阪空襲の体験を語られ、壮絶さに言葉もありません。知識と目の前の事実を見るのではあまりに違いすぎます。さらに、「辛さ、悩みは比較できるものではない。本人にとっての問題」と釘を刺されます。加えてロジカルシンキングを続けているほうがストレスが高そうですし、現実を行動で処理していけば対処しやすいですね。そういえば主治医に初診の際、「考えるな、哲学するな」と言われましたね。同時に「盲目的に信じるヤツはバカだ」と言われチェスのリターンマッチに入ります。ちなみに私はケースワーカーからストーカーされ主治医に泣きつき、「これは練習問題」と言われ(笑)、病院に行くのにケースワーカー相手にエラい神経戦をくりひろげるハメになりまして・・まったく、どこから人生、矢が飛んでくるかわからない「自分を守るのも自分自身」「すべて自己責任」というまあ、言葉通りのケーススタディ(爆笑)にサンクス!ドクターと自助グループと練習問題がセットでついてくるとは、親切な病院だ(笑)ちょっと吉本新喜劇です(爆笑)正直、先生語録は365日カレンダーとして出したかったぐらいなんですが。ウラあいだみつおのようなスタンスで「リアル/あいだみつお」かな。先生療法を記録していきたい気分です。よく聞けば空海やら親鸞やらのツギハギ?じゃないかと思いだして(苦笑)これ以上の感想は伏せておきます。
ただ、真摯に毎日を邁進しておられる(やりすぎず)一人の人間として素晴らしいなと。そして、そういう方は主治医以外にも私のまわりじゅうにおられたのですね。
そして「すべての方に幸あれ」と教わります。これを少しづつアップしていきたかったのですが残念です。ありがとうございました。