映画 『糸』 菅田将暉がいい! | ピア 人工関節と難病と猫と

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人工関節の脚、肝臓の難病、慢性疼痛と闘っています。
時々は保護猫出身の愛猫のことも。
人生終盤、余生を悔いなく送りたい。
ブログを綴って、脳の衰えを緩やかに。



中島みゆき 名曲「糸」

♪会うべき人に 出会うことを 

         人は幸せと呼びます♪

 



 

 

13歳で出会い、恋をして
親の身勝手と大人の常識に引き離された二人


レン(菅田将暉) とアオイ(小松奈菜)

子供同士の純粋な恋が、切なくまぶしい

 

成人してから、


共通の友人の結婚式で再会
そして他の人との結婚届、市役所の住民課で再会

東京ですれ違い
美瑛ですれ違い

空港で最後のサヨナラをしたはずなのに
その数年後
函館フェリー乗り場で 奇跡的に、ようやく出会う

偶然の出会い、別れ、再会し、すれ違い、また出会いを

これでもか!と繰り返す二人

(携帯番号を交換しなよ! と思った)
 

 

この二人が赤い糸に結ばれている出会うべき人で
ハッピーエンドで終わる


還暦をとうに過ぎた私が、

誰に感情移入したのか分からないけれど

若さゆえの一途さ、乗り越えなければならい苦難、

お互いを思う気持ちに、おばさんもらい泣き
(出演者、涙場面多し)




でもね、この二人が出会うべき人だったとしても

若くして亡くなったレンの妻、

カオリ(榮倉奈々)は赤い糸じゃなかったのか

それは可哀想すぎる

それに大震災の津波で命を落とした人たちの、

それぞれの赤い糸はどうしちゃったのか

理不尽すぎる

当の二人にフォーカスしすぎて、

最後の結婚式はちょっと複雑な気持ちがした



誰でも、出会うべき時に、出会うべき人と出会うというが
私の出会うべき人は…

え~っ、うちのダンナではちょっとね~

なんか悔しい~

いや、まだこれから出会うのかもしれない!



永島敏行、倍賞美津子、脇を固める俳優陣もいいが、

 

菅田将暉の、穢れない感じの少年ぽさ、がよかった

頼りなさそうな肩先や、眉根を寄せる表情もかわいい
 

 

エンディングの「糸」は彼が歌っている
それがすごくいい声だった

  ↓

https://www.youtube.com/watch?v=f39L9cy6dv0&feature=emb_rel_end

 

 

 

一年ぶりの映画館、コロナ以前より席が埋まっていた

11月末に閉館だからかな?