長生きするための寿命を延ばす方法が研究で証明されている

愛される人と恋をする人は寿命が延びる

誰かに愛されている人や恋をしている人は、そうでない人に比べて長生きすることがわかっている。

これは、遺伝子、食生活、ライフスタイル、薬といった要素のどれをもってしても太刀打ちできない。実は、「愛」や「恋」には人の寿命を延ばすだけの絶大な効果があるのだ。

人間の寿命研究の第一人者であるディーン・オーニッシュは、心臓病などの病気を引き起こしたり防いだりする方法があることをはじめて科学的に立証した。そのもとになったのが、1950年代にハーバード大学が行った「ストレス適応力調査」である。

156人の健康な男性を対象に、両親との関係を「親密で温かい」から「ぎこちなくよそよそしい」までの数段階で評価してもらい、そこから35年後を追跡した。

その結果が以下である。

発病率 冷淡 良好
母親 91% 45%
父親 82% 50%

そして、父親と母親の両方と冷ややかな関係だった人の発病率は100%となった。

愛されていることを実感している人は健康で長生きする

オハイオ州にあるケース・ウェスタン・リザーブ大学の医学部は、十二指腸潰瘍の病歴がない8500人の男性にアンケートをとり、5年後の健康状態を追跡した。その結果、5年後に十二指腸潰瘍を患っていた人は254人いたが、「妻が自分を愛していない」と答えた人の数は、「愛している」と答えた人の3倍以上もいたのである。

また別の調査では、狭心症の病歴がない既婚男性10,000人を対象にアンケートをとり、同様にその5年後の健康状態を追跡。すると、「奥さんはあなたを愛していますか?」という問いに「YES」と回答した人は、狭心症の発病率が低く、狭心症のリスクが高い人ほど妻の愛情が夫の健康状態を大きく左右していることも確認された。

子供の頃の家庭環境は寿命と無関係

親との関係が悪かった人の発病率に80%~100%という結果が出たのは事実である。しかし、いくら親との関係が悪かったからといって、癌を患う確率が高くなるかというとそうではない。

うちは癌家系やから、たぶん私もいつか癌になる…

なんてことを言っている人がいたのを思い出すが、仮に子供の頃に親の愛を受けられなかった人も落ち込まなくていい。なぜなら、親元を離れた後でも親密で愛情豊かな関係を築くことができた人は、発病率が大幅に軽減されたという研究結果もあるからだ。

つまり、あなたがいることに「感謝」をしてくれる人がいて、「愛情」を注いでくれる人がいるなら、大病を患う心配はとりあえずはしなくていいということになる。

ただ、子供の頃の貧弱な人間関係を今でも繰り返しているようなら、それは今は見えない深刻な病気が未来で待ち構えているかもしれない。

既婚者は独身者より長生きする

結婚生活を続けている人は、独りでいる人や離婚・死別で独りになった人よりも長生きすることもわかっている。加えて、ほぼすべての病気で死亡率が低いことも確認されているのだ。

癌の診断を受けた後に5年以上生存する確率は、人種・性別・文化に関係なく既婚者のほうが独身者より高い。しかしながら、相手がいればいいかというとそうではない。

例えば、籍を入れずに同棲しているカップルは、籍を入れているカップルより健康状態が劣るという結果が出ている。結婚は、自分のパートナーが自分だけのものであるという宣言でもあるため、特に女性は精神的に安心感を得るようになる。

結婚はストレスを軽減し、安心感を高めてくれる。つまり、結果として免疫システムの状態も良くなるというわけだ。

おわりに

アメリカ人口研究協会のリンダ・ウェート会長が行った研究では、既婚者は独身者に比べて男女ともに寿命が長いことが確認された。さらに、結婚していない独身者に比べて男性は平均10年、女性は4年長く生きると彼は続ける。

多くの研究結果から同じ結論が出ているように、既婚者はそうでない人よりも長生きで、病気も少ないというのはどうやら事実と捉えてよさそうである。しかしながら、現代は少子晩婚化の時代。

平均初婚年齢が24歳から30歳に引き上げられ、結婚や家庭に興味がないという若者が増えている。長生きするために無理に結婚を選択する必要はないが、いずれにしても「独り」というのは、将来的に大病を患う可能性を高める悪材料になりそうである。

仮にあなたが今独りであっても、焦ってパートナーを探そうとする必要なはない。大切なことは相手がいるという形ではなく、本当の意味での理解者と出会うことだからである。

あなたの良い部分も悪い部分も含めて、そのすべてを受け入れてくれる人に出会えたと心から思えたとき、改めてその後のことは考えてもいいだろう。

寿命を延ばす最大のポイントは、ポジティブな感情によってどこまで心が満たされるかで決まる。人の飢えた心は、結局「人」でしか埋められない

いくら金を持とうが、その金でいくら物欲や性欲を満たそうが、人は結局最後に「心」が欲しくなるのである。人によって心が満たされている人間は、感情による消費も極端に少ないはずである。

ストレスを理由にギャンブルやアルコールに逃げたり、自分の意志で買った物を後で悔やんだり、毎月無くてもいいものについついお金を使ってしまったりするのは、そういった物にお金を使うことで心の隙間を埋めようとする行為である。

あなたの周りにそういう人がいるなら、その人は恐らく寂しい思いをしていると思っていいだろう。あなたの前では虚勢を張っているかもしれないが、本当は寂しい心を隠しているだけなのだ。

もし、あなたの気になる異性がそうであなたがその点に気づいたときは、相手を傷つけないようにうまくその心をくみ取ることができれば、相手は「自分の心の隙間を埋めてくれる人があらわれたかも…」と思い、あなたにだけは心を開いてくれるかもしれない。

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