2019年04月16日 18:30
でーこんは葉っぱもいーじゃねーか
このところ野菜の高騰もひと息といったところで、まあそれなりに高いものは高い、安いものは安い、それなりのモノはそれなりと、相場が安定してきたように思います。
そんななか、ありがたいのが大根でございます。
大根はかつて、海外出張をしたビジネスマンがもっとも恋しくなる日本の野菜であったそうで、その存在は映画の「男はつらいよ」シリーズですとか、恋女房のおみおつけなんぞと同等の位置づけだったようでした。
バブル期以降は、おかしなテレビコマーシャルの影響か、おでんのグダグダに煮えてお汁をよく吸った大根が人気になったようでございます。
それはそれでけっこうな事ではありますが、大根を根っこばかりに値打ちがあると捉えるのはいかがなものかと、密かに訴えざるを得ない状況と言えましょう。
何たってあーた、葉っぱを捨てるたあどういうことでございましょうか、
近頃は大根といえば根っこばかりで、葉っぱは軽く見られているようでございます。
たしかに根っこの部分は煮ても焼いても卸しても美味しいものですが、だからと言って、葉っぱの美味しさをないがしろにして良いものではございません。
葉っぱには葉っぱの美味しさがあるのでございます。
ぼくは大根を買うときは、多少根っこがしょぼくても、葉っぱがしっかりと張りがあるものを選ぶようにしています。
と言うのも、大根は根っこの味に負けず劣らず葉っぱが美味しいからに相違ありません。
大根の葉っぱは、菜っ葉のうちでもそうとう上位にあがる美味しさですぜ。
大根の葉っぱは、細かく刻んで油で炒め、醤油とごま油で仕上げると、もうほんの小さじ一杯程度の葉っぱでご飯一膳は軽く行けます。
葉っぱをきれいに洗ってから塩もみをして、バネで押すタイププラ容器でしばらく漬けておいたのなんかも激烈においしくて、同じくほんの小さじ一杯程度の量でもご飯一膳は軽くいけてしまうのです。
その他、糠漬けも美味しいですし、軽く塩もみしたのを干してからご飯に混ぜるのも美味しい。
大根は根っこだけじゃございません。
葉っぱをなめちゃいけませんぜ。
そんな感じ。
