受講生のオススメということで
心理系の読み物マンガを読んでみました。
まあータイトルが衝撃的でして。。汗
虐待父がようやく死んだ。
って。。
うひょー
マンガだから読みやすくあっという間に
読んでしまいましたが。
もちろん、
感想一言でいうとですね。
家族連鎖の恐ろしさを
まざまざと痛感させられる本でした。
作者は漫画家自身の実話ですね。
幼少期から父親の暴力暴言に苦しみ
一方母親は殴られても殴られても
血だらけになりながらも別れない。
作者本人は疑問に思いながらも
父親の暴力に怯え続け、
性的な対象として父親にみられ
命からがら家を脱出して独立しました。
そして、優しくて暖かいパートナーを得て
結婚出産して子どもを授かるのですが、
子どもが自分に愛情を無邪気に求めるのを
嫉妬して激怒して当たってしまいます。
私はひどい目に遭ってきたのに
あんたはなぜ私に無邪気に
愛されようとしているんだ?
という怒りが
止められなくなってしまうのです。
自分が温かい家庭家族が欲しいと
思ってきたはずなのになぜ?
作者は苦悩し自分を責め続けます。
そして、自分を苦しめた父親がいよいよ
末期がんになってこの世を去ることになり、
新たな苦しみが。。。
そして
母親が可哀想だと思ってきたけど
もしかして、、、?
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これ以上はネタバレなので
本を読んでいただければと思います。
最後の巻末に書かれていた言葉が
衝撃的でした。
まさにこの言葉は私が思っていた言葉で
私がブログなどで書いていいものかどうか?
悩んでいた言葉そのものだったからです。
以下に引用しますね。
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虐待している親たちへ。
子どもは忘れない。
殴られ、引きずりまわされたこと。
罵倒され、裏切り続けられたこと。
そして覚えておいてほしい。
あなたたちは年をとったときに、
捨てられる運命だということを。
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そう、子どもは忘れないんです。
虐待されてきた子どもは
大人になって家庭ができて
自分の人生を歩み始めたつもりなのに
その怒りや絶望や
悲しみや恨みは
何十年経っても消えない
のです。
私が今現在関わっている受講生や
クライアントの多くはこれです。
ほんとに消えません。
そして
親が年老いて力が弱くなった時に
その積年の怒りや恨みは爆発します。
でも自分が子どもにやってきたことです。
その責任はご自分で生涯かけて
引き取るべきではないでしょうか。
老人の孤独死が増えていますが
私はこの背景にはいろんな事情が
からんでいるものとみています。
子を見捨てた親は子に捨てられます
これは事実です。
というわけで、この本はオススメです。
虐待父がようやく死んだ (BAMBOO ESSAY SELECTION)
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