本棚(朝投稿チャレンジ36日目)

本は何度も読み直すのが楽しい。まず、ほとんど内容を覚えていない。過去の自分がハイライトした文章を読むと、今ではあまりピンと来なかったりする。

本はできればデジタルではなくて、本棚に並べておきたい。内容は覚えていなくても、その瞬間に読むべき本は目を引くものだ。脳は答えをすでに知っているのだと思う。私が本屋に足を運ぶのも、意識に上ってこないような興味関心を、本という形で具現化できるからだ。だから、本を手にした瞬間に、その本の役割というのは3割くらいは終わっていて、実際に手元に置いておきたいと思った時点で5割くらいは終わっている。実際に購入したら7割、読み終えて9割。残りの1割は「本を読む」以外の用途のために残しておくことにしよう。

本を読み始めると止まらないのに、中々読み始めることができない時がある。読書というのは脳のエネルギーを消費する行動だから、脳が嫌がっているのかもしれない。読書という行為は、まさに肉体を鍛えるためにジムに通うようなものだ。脳は大人になっても進化するし、使わなければ衰える。

本を読んだり、新しい言語を学ぶことで脳をアップグレードできるが、「運動」も脳を鍛える上で重要なファクターである。文武両道とは素晴らしい言葉だったのだ。運動があなたの脳にもたらす効果を知りたいなら、「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」がおすすめ。

多分、「健康」や「睡眠」「免疫力」といったキーワードは、20代の人にはピンと来ない。20代は人生のピークなので、不健康な食事をとり、常に睡眠不足だとしても問題が表出しない。誰もが通る道であるし、私自身もかなり滅茶苦茶な生活をしていた。高校卒業時には70キロを超えていた体重を約1年で55キロに落としたこともある。もしあの頃に戻れるとしたら、もっと健康的な方法で体重を落とし、もっと睡眠を取り、もっとマシな学業成績を残すだろう。過去には戻れないが、今できることは、40代の自分に感謝されるような健康的な生活を送ることだ。

色々な遠回りをしているので、私の人生は周回遅れだ。だから、長く生きて帳尻を合わせるつもりだし、できればクラシックカーのような、古いからこそ価値があり、しかも実用的、みたいな存在になりたいと願っている。(と同時に、厭世的に、誰にも知られず晴耕雨読の生活をして適当に幕を閉じたいとも願っている。)

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