peaの植物図鑑

「オーキッドクラブ岩手」の洋ラン デンドロキルム・フォルモサヌム 2020年2月14日(金)

2020年2月14日(金)オーキッドクラブ岩手(高木伸一会長)主催の第10回洋らん展が、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンター・パルの1階ジョイスタジオで始まったので、マイカーを運転して観に行ってきました。[2/14(金)~2/16(日)、10:00~19:00(最終日は15:00)]
 陽春のように暖かい日に恵まれ、道路や野山、田畑にも雪のない状態で、安全に行って来られました

会場のパル1階・ジョイスタジオの入口付近に展示されていた「Dendrochilum formosanum Akiyama」という名札をつけた洋ランが、見事な花を付けていました。

ラン科 デンドロキルム属 Dendrochilum:約100種がタイからニュー・ギニアに至る広い範囲に分布している。一般に樹上や岩上に着生する常緑多年草。茎は紡錘形~卵形で、1節からなる球茎となり、先に1葉をつける。葉は線形~狭楕円形、やや肉厚で、長い柄があり、花茎は球茎の基部から生じる種と、花序は新しい葉とともに出て、球茎の先端から生じる種があり、細く垂れ下がり、密に多花を2列につける。花は小型で弁質は薄く、色彩白色、黄緑色、赤褐色など。萼片と花弁はほぼ同じ形で、花弁は萼片より小さく、唇弁は切り込まないかまたは3裂し、側裂片は小さく、中裂片は大きい。蕊柱の側面に糸状の長い突起があり、花粉塊は4個ある。芳香のある種が多い。

属名はギリシア語の「樹の唇弁」を意味し、樹上に着生することと唇弁をもつことに因む。垂れ下がる細長い花序の形に因んで、「首飾りラン」の愛称がある。セロジネ属Coelogyneに近縁であるが、花が小型で多数つき、蕊柱に突起があることで異なる

デンドロキルム・フォルモサヌム ラン科 デンドロキルム属:Dendrochilum formosanum

台湾の標高500~800mに産する。球茎は長さ4㎝で、紡錘形。は披針形~長楕円形、長さ15㎝、幅2.3~3㎝、長さ3~4㎝の柄がある。花茎は長さ20~25㎝で、球茎の先に生じ、多数の花を密に2列につける。苞葉は長さ4㎜、は半開し、径1㎝、淡黄緑色で、唇弁の中央に2列の橙色の筋が入る。萼片は長さ6~7㎜、長楕円形、花弁は長さ6㎜、楕円形、唇弁は長さ5㎜、3裂し、バイオリン形で、中裂片は卵形、側裂片は小さく先は尖る。種小名は「台湾産の」を意味し、産地に因む。開花期は秋

                                                      [山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]


今年の3月で84歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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