13 octobre 2018

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友だちに煎茶道方円流の先生がいて
時々お茶会などのイベントに誘ってくれます。

先日は支部の勉強会に呼んでいただき
お茶の銘柄を当てる「茶歌舞伎」に挑戦しました。
たった3種類だったのに見事に全滅。
意外と難しいものです。

その日の勉強会の講師は
鎌倉彫の三橋鎌幽さんでした。 
鎌倉彫は鎌倉幕府の誕生をきっかけに
中国文化・禅宗文化が取り入れられる中で
生まれたものです。

その「伝統と伝承」の話も面白く拝聴しましたが
それより何よりお茶碗が素敵でした。
特に全面に金箔を貼った
小振りのお茶碗が素晴らしかった。 

全体に残るノミの跡、 
波とも思える幾何学模様が彫り出され
その上に漆を塗り重ねて金箔を貼る。

モダンなモチーフなのに伝統的。
ずっしりと重い見た目なのに持つと軽い。
金箔に覆われているのにいやらしくない。
色々な驚きを与えてくれるお茶碗でした。
 
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数日前、打ち合わせのために表参道へ行った時
能楽堂の近くのHIGASHIYAさんに寄りました。
猛然と和菓子が食べたくなったのです。
粟饅頭とすだちのお菓子を買いました。

家に帰ると赤い漆のお皿に乗せました。
このお皿はこんな風にお菓子に使ったり
お正月のおせち料理の取り皿にしたり
茶托に使ったりととっても便利。

漆は丈夫ですからね、
普通の陶磁器と同じように扱っても大丈夫。
漆は普段の食卓には使いにくいですが
だからこそ、使った時には特別感がある。
そして時間の流れが変わる気さえします。

時にはそんな時間を楽しみたいですね。


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