人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「文化芸術への補助金 申請したいけど」~ 朝日の記事から / ジョセフ・ロージー監督「エヴァの匂い」 & アニエス・ヴァルダ監督「5時から7時までのクレオ」を観る ~ 新文芸坐

2020年09月30日 07時14分05秒 | 日記

30日(水)。早いもので今日で9月も終わりです    今年も残すところあと92日になりました。これからの3か月なんてあっと言う間ですよ、きっと

昨日の朝日朝刊「文化・文芸」欄に「文化芸術への補助金  申請したいけど ~ 演劇・音楽など広く対象 ⇒ 8月末時点で想定の3分の1」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた文化芸術関係者への文化庁の補助金が、30日に3次募集の申請期限を迎える 文部科学省が文化芸術・スポーツ活動の継続支援として補正予算で確保した509億円のうち、文化分は約450億円を見込むが、募集開始後、7月~8月末までの申請額はこの3分の1ほどだったとみられる 文化庁の『文化芸術活動の継続支援事業』は、7月10日に募集を始めた。政府による大規模イベント自粛の呼びかけ以来、影響を受けた団体やフリーランスを含む個人に向けて、活動の継続・再開などを支援する 個人向けは手続きを簡便にした上限20万円と、より積極的な取り組みをする上限150万円の2つのメニューがある 稽古や公演準備、感染防止策など、対象を幅広く設定した だが、2次募集を終えた8月28日時点での申請は、2万2250件。文化庁によれば、この時点での申請額は『150億円程度』だったとみられる。なぜ、申請が伸び悩んでいるのか。日本俳優連合が実施したアンケート調査によると、回答186人のうち未申請者が6割いた その理由を回答した人の5割が『自己負担金がないと申請できないから』を挙げた この支援は使い道が自由な給付金ではなく、活動の経費を支援する『補助金』で、これには自己資金が必要だ。劇作家の坂手洋二氏は『出費に対して補助する仕組みは、コロナ禍で余裕のない人には見合っていないのでは』とみる。申請できる経費の対象期間が、2月末~10月末の事業で発生したものに限られたこともハードルになっている

せっかく制度があるのに利用しにくいのでは、必要な資金が必要な人へ渡らないままになってしまいます 政府は申請条件の緩和などの措置を講じるべきだと思います

ということで、わが家に来てから今日で2190日目を迎え、加藤勝信官房長官は28日の記者会見で、昨年11月に死去した中曽根康弘元首相の「内閣・自民党合同葬」について、必要経費が1億9千万円余りに上るとの見通しを示したが、約9643万円の政府支出を巡っては野党から疑問の声が出ている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     「悪しき前例主義の打破」を唱えていたのは菅首相じゃなかった? 僕のカン違い?

 

         

 

昨日、夕食に「秋刀魚の塩焼き」「たこの刺身」「生野菜とアボカドのサラダ」「ジャガイモと玉ねぎの味噌汁」を作りました 秋刀魚は不漁のようで、2尾で700円もしました 豊漁のときは3尾で300円ということもあったのに・・・でも、秋はやっぱり秋刀魚です

 

     

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐でジョセフ・ロージー監督「エヴァの匂い」とアニエス・ヴァルダ監督「5時から7時までのクレオ」の2本立てを観ました

「エヴァの匂い」は、ジョセフ・ロージー監督による1963年製作フランス・イタリア合作映画(モノクロ・110分)です

元坑夫の新進作家タイビアン(スタンリー・ベイカー)は美人女優との結婚を控えていたが、あるきっかけから、ベネチア社交界の花形である高級娼婦エヴァ(ジャンヌ・モロー)に夢中になってしまう タイビアンはエヴァが何人もの男たちを破滅させた魔性の女だと知りながらも、金も仕事も投げうって彼女を追いかけ回す そのため婚約者のフランチェスカを失望させ、自殺に追いやってしまう。それでも彼は諦めずにエヴァを追いかけ回すが、結局は金がすべての女に捨てられてしまう

 

     

 

この作品は、イギリスの作家ジェームズ・ハドリー・チェイスの小説をジョセフ・ロージー監督が映画化したものです フランス・イタリア合作映画なのでフランス語の会話が聴けると思っていたら、舞台はイタリアで出演者がフランス人なのに、台詞は英語だったは意外でした 全編に流れる女性ボーカルの歌は、ミシェル・ルグランによるものですが、ジャンヌ・モローの演じる魔性の女エヴァにピッタリです 

 

         

 

「5時から7時までのクレオ」は、アニエス・ヴァルダ監督による1961年製作フランス・イタリア合作映画(90分)です

ポップ歌手のクレオ(コリンヌ・マルシャン)は自分がガンではないかと疑い、病院で精密検査を受ける その結果が判明する7時までの間、クレオはパリの街中を彷徨いながら何人かの友人や見知らぬ人と出会い、心の平静を取り戻していく

 

     

 

この映画を観終わって思ったのは、アニエス・ヴァルダ特有のドキュメンタリータッチの作品だな、ということです カフェの喧噪、街行く人々やバス乗客の顔の表情などを、日常生活の中で撮っているように感じます

この映画でもミシェル・ルグランの音楽が全編を通して流れますが、本人もクレオの友人である音楽家ボブとして出演しています なかなかの役者です

 


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