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映画『近松物語』1954年(昭和29年)溝口健二監督作品 撮影:宮川一夫

2020年11月23日 | 映画

『近松物語』(ちかまつものがたり)1954年(昭和29年)の日本映画。溝口健二監督作品。
昭和29(1954)年度 芸術祭参加作品. 1954年制作 白黒 102分


大経師(朝廷御用の、経巻・仏画などを表装した職人の長)以春の妻おさん(香川京子)
と手代の茂兵衛(長谷川一夫)の愛の逃避行。愛の逃避行というが、きっかけはおさんの実家の金銭問題だ。
視聴から時間が経ってしまったが、霧の夜、心中へ向かう二人の乗る小舟がすべりだすまでシーンが
美しい。そして上から撮る二人のシーンは糸で操られる人形のようにどこかものがなしい。

しかし、ここまでの二人にはなんらやましいことはなかったのだった。もちろんここからも物語はつづくのである・・・。

wikipedia 概要
近松門左衛門作の人形浄瑠璃の演目『大経師昔暦』(だいきょうじ むかしごよみ、通称「おさん茂兵衛」)を下敷きにして川口松太郎が書いた戯曲『おさん茂兵衛』を映画化した作品である。脚本は、近松の『大経師昔暦』と、西鶴の『好色五人女』の「おさん茂右衛門」の二つを合体させたものである[1]。スター嫌いだった溝口健二監督は、大映社長の永田雅一の強い要請で長谷川一夫を起用した。


キネマ旬報ベストテン第5位にランクインされた。1999年にキネマ旬報社が発表した「映画人が選ぶオールタイムベスト100・日本映画編」では第49位にランクインされた(同じ順位に『隠し砦の三悪人』『もののけ姫』など)。

スタッフ
監督:溝口健二
製作:永田雅一
企画:辻久一
原作:近松門左衛門
劇化:川口松太郎
脚本:依田義賢
撮影:宮川一夫


キャスト
茂兵衛:長谷川一夫
おさん:香川京子
お玉:南田洋子
大経師以春:進藤英太郎(東映)


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