「寄り添う」

５月１日の朝見の儀で天皇の口から「国民に寄り添う」という言葉がもれたときはとても驚いた。
いかにも安倍語彙に染まっているように思われたからだ。元号選定も安倍の主導で進められていた
ようだったし、もはや天皇も、安倍が完全に支配するところとなってしまったのかと。

しかしきょう即位の礼で再び天皇から「国民に寄り添う」と聞かされ、違う感想を持った。
それは、祝賀パレードを、安倍が強行を迫ったにもかかわらず、天皇が頑として受け付けず、
自らの意思で延期したと一部で伝えられていたからだ。

天皇が安倍に対して暗にこう言っているように響いてしかたない：

　　< これは、あなたの言うニセものの「寄り添う」ではありません、私の「寄り添う」です、
　　それは上皇から受け継いだ本物の「寄り添う」です >


寄り添う

私は別に天皇万歳でもなければ天皇礼賛、天皇制大賛成でもない。ただ、徳仁天皇は思慮深く、誠実で、
人として優れていると思う。象徴天皇はどうあるべきかをこれからも模索するという立場で、
大きな可能性も秘めていると思う（イギリス留学中に寮生活を送り、いろいろな人と交流し
夫々の人生観、世界観を聞いた、自分の頭で考え、自分で行動することを学んだと天皇は述懐している）。

その天皇が、パレード延期の件、安倍の意向に逆らったのなら特筆すべきことである。
今、安倍の意向に逆らい、安倍の意向をくじいた人が他にいるだろうか。
安倍がこうだ、こうしたい、といえば、もはやそれが何でも通ってしまう日本ではないか。

　気がつけば悪の帝国安倍日本
　腐りきった閣僚も居座る。
　お友達のために税金垂れ流してインチキな学校つくる。
　決済文書も改ざん。もう記録は残さない。
　原発大事故起こしても罪は問われない。ツケは国民が払わされる。
　関電のような闇も検事、元検事、裁判官らがみんな安倍に忖度して総掛かりで葬ろうとする。
　企業までも隠蔽に改竄に粉飾。
　メディアすら腰を引き、国民は選挙に行かず、新聞も読まず、令和熱にうかされている。

一方で、諸刃のやいば、天皇制は危ないものだとの思いも、私は安倍政権になって強くしている。
そしてこのところの動きで特に。安倍が天皇を利用してのさばるからだ。改元のときも、
今回の即位の礼でも。国民は熱に浮かされ、舞い上がり、安倍は、疑惑から外交の失態から
内政のでたらめから国民の目をそらし、支持率を上げ、自分の目指す方向へ国民を向かわせる。

パレードはその総仕上げかもしれないほど重要だと思う。今から200年前に光格天皇が幕府に対して
大きく地位を挽回（それまでの何百年分）したのも、儀式や行幸（＝パレード）の力が大きかった。
そこをアベラは知っているはずだ。そして彼らがそれを利用して目指そう、突き進もうとしているのが、
憲法改正なのである。

そしてそこには安倍がいわば「晋皇」になる仕組み（非常事態条項）が仕込まれている。

１１月のパレードまでに日本国民はその危険性に目覚めておく必要がある。でなければアベラの思う壺だ。



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「平和」を求める天皇
そして「環境」

そしてそれらに冷淡な総理大臣

水と徳仁天皇


水に関心を持ち続けてきた徳仁天皇（なるひとてんのう）
（学習院では瀬戸内海の水運の歴史を、オクスフォードではテムズ川の水運の歴史を研究）
国民と苦楽を共にすると言ってきた徳仁天皇が
甚大な洪水被害の続くこの状態で祝賀パレードをしたくないのはうなずける

なのに安倍はパレードを強行しようとしたのだそうだ
天皇が頑として首を縦に振らず
結局、パレードは延期に
このことを主要メディアは報じない

ばかりか
安倍の英断であるかのように伝えている
きょうのNHKの即位の礼の実況でも
岩田明子記者がいかにもそのように伝えていた

この岩田という記者は前にも書いたがとんだ食わせ物だ
『政権と一枚岩田わたしのことよ 〜NHKのとんでも解説と欧米の辛口報道の乖離』 
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2019-06-17

平和


「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の
　象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、
　そして世界の平和を切に希望します」（5月1日・即位後朝見の儀）

「戦争の記憶が薄れようとしている今日、謙虚に過去を振り返るとともに、
　戦争を体験した世代から戦争を知らない世代に、悲惨な体験や日本がたどった歴史が
　正しく伝えられていくことが大切であると考えています」（戦後70年にあたり・記者会見2015年)

新天皇陛下に、韓国メディアが熱視線　
期待するのは「安倍政権へのけん制」？
https://www.j-cast.com/2019/05/01356635.html


テレビ東京の伝統か
昭和天皇の容態が悪くなってもこのチャンネルだけは普段通り
ムーミンやってた
それ見てた人間が言うんやから間違いない

フェイスブック友１：でも13時付近の「即位礼正殿の儀」では、テレ東はもちろんMXまで天皇一色
でしたねえ。しかも映像が宮内庁カメラ（？）からの公式映像一本なので、どの局も変わらず、
複数局で放送する意味が全くありませんでした。


「司法、行政、立法の三権の長が並び、それより一段高いところに天皇陛下がお立ちになります。
この形は日本国憲法の描く世界を現したものです」との解説にびっくり。おれはNHKを見ていたのか
と確認したらテレ東で、またびっくり。


のら猫：私はNHKを見てしまいました。岩田記者が、台風の被害もある中、政府は
パレードを延期しましたとか言っていました。

あれ？政府は強行したかったが、天皇陛下がどうしても首を縦に振らなかった
という話はどうなったのか？！

と思いました。



「即位礼正殿の儀」が終わって天皇が先に車で赤坂の御所に帰り、
十二単などの着替えで時間がかかったのか皇后は遅れて車が通過というのを
NHKのアナウンサーが泣き出さんばかりの興奮調で伝え、天皇や皇后の人柄と優しさをたたえ、
車が通ると一帯に優しさと温かみが広がり、うんぬん、
スタジオに戻るとこれまたゲストのタレントなんかが、
その瞬間スタジオも「ほわん」と暖かくなっただの、超常現象？心霊現象？
のような世界になってきて、ここで視聴者の反応をなどといって、
これまたどれも大げさに歴史的な瞬間の感激と幸せを、これでもかこれでもかと続ける。。

ひとりぐらい、ピンときませんでしたとか、民主主義に反するとか、いるだろうと思うが、
それらをぜんぶ「なかったことに」するこの日の公共放送、どうみてもカルトか全体主義の半歩手前、
何か、吐き気まではいかないが、きもち悪くなってテレビを消してしまった。



天皇の歩みを伝える記録映像は淡々としていて、徳仁天皇が、人として非常に優れていることを
よく伝えていると思った。こんなふうに淡々と伝えてくれればいいものを。



フェイスブック友２：ムーミン見てたのってウケます！



のら猫：30年前のことです。



フェイスブック友２：今日ムーミン見てたら、もっとウケます！



のら猫：もー見ん 



安倍が音頭をとった「天皇陛下ばんざ〜い」は玉砕する日本兵の叫び声のようでぞっとした。
なにせ教育勅語の復活を目論んでる男だから。銃剣術はすでに導入済み。

戦争から同じく三代目のふたりだが、かたや、 平和をという天皇、
かたや、やることなすことすべてが戦争の準備に思える安倍。



天皇は「平和をせつに願う」と言ったが、折しも皮肉なことに安倍の元、
日本は戦争に近づいている。しかも「調査派遣」なる言葉のゴマカシで。



これがほんとのきんじょう迷惑

「徳仁」（なるひと）もネトウヨの手にかかると「とくひと」になるひとらしい。。


 ♪ 思い込んだら試練の道を行くが男のど
こんじょう ♪