今回は停電&断水時にも出来るパン作りに挑戦してみます。


今回用意した材料は

強力粉 200g
砂糖 15g
ドライイースト 3g
牛乳 150ml
有塩バター 21g

断水時に牛乳を計量する場合は、
まず計量カップに、ペットボトルのお水150mlを入れて…



そのお水を紙コップや使い捨てのプラスチックコップなどに移します。




テープやペン(透明なプラスチックコップならコップの外側に印を付けられますね)で水位に印を付けます。


衛生面が気になるなら、紙コップを光に透かして外側に印を良いですね。
その後、お水はもう使いませんので他に移すなりします。


空になった紙コップに、印を目安として牛乳を入れれば、150mlの牛乳を計る事ができます。


牛乳は常温保存の商品もありますので、備蓄してあると色々使えて便利ですね。


豆乳も常温保存の紙パック商品がありますよね。
野菜ジュースを入れても良いかも。




では作っていきましょう。
ボウルの中にポリ袋を入れ、キッチンスケールに乗せます。
強力粉を200g入れます。




同様に計りながら、砂糖を15g入れます。


ドライイースト3gも入れたら




ポリ袋をふんわりさせて、袋の口を数回ねじり風船のようにします。


そのままシェイクして粉をよーく混ぜます。


しっかり混ざったら、人肌に温めた牛乳を入れます。


人肌の牛乳は、鍋にお湯を沸かしてその中に紙コップをつければ作れます。
コップの耐熱温度などには要注意です。
またお湯の量が多いと紙コップが不安定になるので、少なめの方が良いです。
不安定になってしまう場合は、トングなどで押さえて火傷には気をつけて下さいね。




牛乳を入れたら、袋の中で捏ね始めます。
途中で常温のバターも追加。


袋の中で捏ねる時は、ボウルから出して行います。


ポリ袋の口の方を左手で軽く握り、右手で強めに捏ねます。
ポリ袋の口はねじらず、捏ねている最中に袋が破裂しないように空気の逃げ道を作っておくのがポイントです。


全部で10分間程度、捏ねたら




ボウルにラップを十字に敷いて、丸めた生地を入れて、更にボウルの上からラップをかけます。


バターをたっぷり入れたのでテカテカ(笑)
1個減らして14gでも良かったかもしれませんが、貰い物のバターなので太っ腹に入れちゃいました。


ちなみに普段からバターは常温保存をしています。
ご興味のある方はこちらの記事もどうぞご覧下さい。


話は戻りまして、そのまま室温で1時間程度放置して発酵を促します。


冬場の場合は、牛乳を温める時に作ったお湯の入った鍋を、発酵中のボウルの近くに置くなどしても良いですよね。


避難生活では特に、色々な物や作業を無駄にしないことを心掛けたいです。




1時間後…




膨らみました。




オーブンペーパーを作業台に敷きます。
少し粉を振っておいたのですが、よく考えたら要らないですね(笑)


ビニール手袋をしてボウルの中の生地に拳を押し当てガスを抜き、オーブンペーパーの上に取り出したら1個30g程度に丸めます。


計る際は、発酵させていたラップの敷いてあるボウルをそのまま使いました。





13個出来ました。
ひとまわり大きくなるのを待っている間に具を用意します。




今回のパンの中身は、ピザ風。


汁を切ったシーチキン&コーンの缶詰に、ケチャップ、にんにくチューブ、乾燥バジルをお好みで入れ混ぜます。


ケチャップは未開封では常温保存ですから、お弁当用の小分けの商品を備蓄しておくと、停電1週間後であっても2週間経過でも問題なし。




ひとまわり膨らんだ生地を掌で丸く伸ばして、中心に具を乗せていきます。



この時、水分があるものを先に入れた方が閉じやすいです。
あと、具の量は少なめの方が良いです。
つい欲張ってたくさん入れちゃうと焼いてる最中に溢れてきちゃいます。
過去オーブンで焼くちぎりパンで何度か失敗しました(笑)


お上手な方は多く入れても問題無いのかもしれませんが、私のような初心者は少なめが間違いないです。


今回私はチーズを入れていますが、実際に避難生活でも入れます。
ガス式冷蔵庫を備蓄したので、避難生活の質がグンとアップします。
こちらの記事もご興味のある方はぜひご覧ください。




もっと平たく伸ばしたのですが、写真を撮っている間に縮んじゃいました。




全てに具を詰めたら、フライパンにカップ型のオーブンシートを乗せます。




均等に並べたらまたラップをかけて少し休ませ、ひとまわり膨らむのを待ちます。




膨らんだらアルミホイルで蓋をして、弱火で15分焼きます。


15分後…




アルミホイルを外すと、ギュウギュウに詰まっています。
ほんのり良い香りもします。




大きめのお皿にクッキングシートを敷いてひっくり返して取り出します。


ちょっと焦げが強いですね。次は火加減を最小にしてみます。




空になったフライパンに、焼き目を上にしてパンを戻します。




しっかりとペーパーカップに戻したら、再度アルミホイルで蓋をして、15分間焼きます。


今度は1番弱火にしてみました。


15分後…




完成ーーー‼︎




今度は焼き加減も納得出来ましたー。
とにかく最も弱火でという事ですね。




ちぎってみると、ふんわり。




断面も申し分無し。




割ってみると、チーズもトロ〜っとしています。


大成功‼︎


味見もバッチリ!(自画自賛)
ピザ風に仕上がっていました。
結果的にバターたっぷりで良かったのかもしれません。
外はカリッと中はもっちりふわふわ。


今日の子供たちのおやつにします。




最後に、肝心なゴミの量。
オーブンペーパー2枚、アルミホイル1枚、ラップ3枚、ポリ袋1枚、ビニール手袋2枚、紙コップ1個(写真忘れ)。


うん、満足。


洗い物ゼロです。完璧。


実際の避難生活ではカセットコンロを使用します。
火を使うのは、牛乳を温める時にお湯を沸かす数分と、焼き時間30分だけなので、新品のガスボンベ1本で確実にガスが余りますね。


これで、焼きたてパンを子供達に出せることが分かりとっても嬉しいです!


実は中身の具は、カレーも用意してあります。
今回、ピザ風にするかチーズカレーにするか迷ってピザ風にしました。





フライパンでちぎりパン作り、また練習して今度は両面綺麗に焼けるように頑張ってみようと思います。


追記


使用後のフライパンをよーくみると油分が‼︎
フライパン用シートを二重にするかオーブンペーパーを敷いた方が良さそうです。


まぁでも、油分だけなのでウェット除菌シートなどで拭くという方法で対処しても良いかもしれません。


どのみち断水解消まで、フライパンに直に食品を乗せることはないですしね。