yahoo!ニュース 和歌山と徳島で震度4 専門家「南海トラフ地震近づいている」

京都大学名誉教授が仰っています。

この2日前に愛媛でもマグニチュード4.5 震度3の地震が発生しています。


今回の和歌山、徳島の地震はマグニチュード5.4 震度4 です。


マグニチュードが1増えると、約32倍のエネルギー。2増えると約1000倍です。(32×32=1024)


一般的には

マグニチュード 5〜 中地震
(北海道胆振東部地震、大阪北部地震、熊本地震の前震、新潟中越地震がこの範囲に当たる)
マグニチュード 7〜 大地震
(阪神淡路大震災、熊本地震の本震がこの範囲に当たる)
マグニチュード 8〜 巨大地震
(関東大震災がこの範囲に当たる)
マグニチュード 9〜10 超巨大地震
(東日本大震災の時は9でした)


地球場で起こり得る地震の最大は
マグニチュード10


余談ですが、マグニチュード11は地球に巨大隕石が衝突したレベル。恐竜絶滅の原因とも言われているようです。当然、人間も生き残れない衝撃ですね。


マグニチュード12は、断層1万kmが動いて地球が真っ二つに割れるレベル。


話は戻りまして、マグニチュード9の地震のエネルギーは広島型原爆の3万個分と言われています。


3万個分のエネルギーがたった数分間で放出される…恐ろし過ぎます。


『マグニチュード』と同じくよく耳にする『震度』はあくまでも、特定の場所が揺れた大きさです。


『マグニチュード』が大きくても離れた場所で起きていれば『震度』は小さいですし、
逆に『マグニチュード』が小さくても直ぐ近い距離で起きれば『震度』は大きい場合があるのです。


近くでマグニチュードの大きな地震が起きれば、大きな揺れ以外にも、地割れ、土砂崩れ、巨大な津波など揺れ以外の被害が出てくるのは必至ですよね。


首都直下型地震や東海、東南海、南海トラフ地震の危険性はこういう部分にもあるわけです。


日本列島の直ぐ近くで巨大なエネルギーを発する地震が発生したことはこれまでに何度もありましたが、現在もとても緊迫した状況です。


特に未だエネルギーを放出していない(溜め込んでいる)地域では、直ぐにでもプレートが限界を迎えて跳ね上がるかもしれません。


小学生の頃作った『パッチンかえる』覚えていますか?


長方形に切った牛乳パックなどの厚紙の両端に、一度捻った輪ゴムを引っ掛けて、輪ゴムを外側にした状態で二つ折りにし手を離すと飛び上がる手作りおもちゃです。


引っ張られた力が元に戻ろうとして跳ねるのですよね。




私の中での地震のイメージではこんな感じで、子供にはこのイメージを教えてあります。


地球の場合は、常に引っ張られているプレートを抑え続けているのが反対側のプレート。(パッチンかえるの場合は指)


おもちゃでは1秒で二つ折りに出来ますが、プレートは長い年月をかけて少しずつ折っている感じかな。


(実際にはプレートは折っているのではないくて沈み込んでいるのだけれど、ここでは細かいことは省きます。)


最後まで二つ折りになった時、もうエネルギーを溜められないので、跳ねてエネルギーを発散するしかない。






前回の地震からもう長い時間が経っているので、その引っ張られているエネルギーも限界値まで来れば、プレートも跳ね上がるわけです。


大きな地震といえば
1960年 チリ地震(マグニチュード9.5)
…約50年経過して…
2010年 チリ地震(マグニチュード8.8)


1896年 明治三陸地震(マグニチュード8.5)
…約37年経過して…
1933年 昭和三陸地震(マグニチュード8.4)
…約78年経過して…
2011年 東日本大震災(マグニチュード9.0)


これに対して、


1923年 関東大震災(マグニチュード7.9〜8.0)
…約95年経過…

1944年 東南海地震(マグニチュード8.1)
…約74年経過…

1946年 南海地震(マグニチュード8.4)
…約72年経過…


来るべき日はもう遠くはない、明日かもしれない、今日かもしれない、などと言われているわけが分かりますね。


もうひとつ、愛知県民の私としては気になる地震は、


1891年 濃尾地震 岐阜県本巣(マグニチュード8.0)
…約127年経過…


3月9日には美濃中西部でマグニチュード4.5の地震がありました。
私が住んでいる地域もそこそこ揺れました。
岐阜県では地震が時々起きていますので、隣接している愛知県も他人事ではなく要注意だと思っています。


3月10日には、愛知県瀬戸市と豊田市、岐阜県恵那市が少し揺れたりもしました。この時はマグニチュード3でした。この辺りは猿投断層帯がありますからそこも要注意です。


備えとは保険のようなものです。
自分が生きているうちに起きるか起こらないか分からない災難にかけるあの保険たちと同じです。


しかしこうも可能性が高い状態なら、備えておいた方が良いかなと私は思ってプチプレッパーになりました。


プレッパーとは備える人という意味です。


皆が非常食やランタン、電池などの防災グッズを備えていれば、発災直後のパニックや長引く避難生活でのストレスも減らすことが出来るのではないでしょうか。


備えていない人は、巨大な地震を前になす術もありませんが、備えがあり防災術を身につけている人は自分自身や家族を助けることが可能です。


アリとキリギリスのお話のような状態が、地域一帯あちらこちらで起きるのかなと思うと何とも言い難い気持ちになりますね。


もちろん私はアリ派です(笑)
でも、キリギリスを助けるほどの余裕はありません…


今回はここまで。