あれから、約一年。
もなかに
やっと穏やかな日々が戻ってきました。

思えば、昨年の12月
避妊手術が引き金となったのか
てんかん発作が始まり。


何とか薬で治まったかと思ったら
今度は、高熱と食欲不振で通院。
そのうちに、黄疸と下痢嘔吐の症状が。
FIPかもと言われ、一時は
最悪の事態も覚悟をしました。

幸いにも、検査の結果その疑いは晴れ
ホッと一安心。
体調も次第に回復して。


ところが、程なくまた体調悪化。
元気がなくなり、口の中を見ると白っぼく
呼吸も荒いように感じて。
病院で検査をすると、重度の貧血と。

初めて、酸素ハウスをレンタルしました。
が、組み立てたハウスに入らないので
やむなくキャリーバッグを厚手のビニールで
くるみ、中に酸素のホースを引き込んで。

お気に入りのキャリーは安心出来
また、呼吸も楽になるとわかったのか
その中で休んでくれました。


しかし、その数日後には腹水がたまり
更に2日後には胸水まで。
もしかしたら、リンパ腫の可能性も。
そう言われ、また覚悟を決め…。

ところが、抜いた胸水を検査した結果
乳び胸水の疑いと。
リンパ腫の可能性は低く、喜んだのも束の間。
胸膜にリンパ液が溜まる 乳び胸も
やっかいな病気のようです。


その後、治療の効果もあり
腹水胸水共に、再度溜まる事もなく
徐々に回復をしてきたもなか。

貧血の原因は
はっきりと特定出来なかったものの
当時服用していた 抗てんかん薬の副作用
かもしれないと、少しお休みをしていました。

その間、発作は起きなかったので
もしかしたらもう大丈夫かも。
そんな甘い考えを抱いていたものの
現実はそうもいかず。

今度は、てんかんの発作に悩まされることに。
初めは週一だった発作が、次第に間隔を狭め
一日で数回ある時も。
発作の最中は、見守ることしか出来ず
それは、とてもとても辛い時間でした。

抗てんかん薬は
最初の発作時からまた服用を始め
以前のものと、追加でもう一種類。
でも、なかなか効果があがらず
追加の薬を別の種類に変えたり
血中濃度を検査しつつ、量を増やしたり。

そうこうするうち
いつの間にか発作も起きなくなっていました。


これで長かった通院生活ともサヨナラ。

そう思っていた矢先
今度は、膀胱炎のような症状が。

病院へ行くと、それだけではなく
貧血と黄疸の症状もあると言われ。
抗生剤、ステロイド、増血剤、ビタミン剤
そして、抗てんかん薬。

こんなにずっと薬漬けで
もなかの身体は大丈夫なのか
心配にもなったけれど、信じるしかなく。

貧血の原因は、やはり抗てんかん薬ではと
最初から服用していたものをやめ
追加のお薬のみに変更して様子をみることに。

またまた通院の日々。

幸いにも発作は起きず
貧血の検査結果も緩やかに回復し
週一の通院が、やがて二週に一度となり
少しずつ減薬も進みました。


11月下旬に最後の通院を終え
薬も、変更した抗てんかん薬のみとなり

もなかは、今、毎日元気に過ごしています。

ステロイドの副作用で
かなり太ってしまいましたが。

避妊手術前の
猫らしい活発さや好奇心が
戻ってきました。

人間にとっては、一年でも
成長期の猫にしたら、12歳から21歳位までの
長い長い期間。

頑張ったね、もなか。


希望と絶望の間を、行ったり来たりで
弱った心を持て余したこともあったけれど
共に乗り越えた もなかとの絆は深まり
かけがえのない宝物に。

辛かった日々の分まで
これからの毎日を思い切り楽しんで
過ごして欲しいと願っています。


最後までお付き合いくださり
    ありがとうございます。