東京都文京区Sアパート:爆裂補修工事 | とにかく頑張っている安村の外装職人Blog

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東京都文京区Sアパート:爆裂補修工事

 

爆裂とは、コンクリート中の鉄筋が錆びて膨張することにより、

コンクリートを破壊して表面まで露出する現象を指します。

 竣工当時・・・コンクリートはアルカリ性

 経年・・・炭酸ガス・亜硫酸ガスと反応しコンクリートが中性化。

爆裂は次のことより発生します。

→内部鉄筋が廻りのコンクリートの中性化により発錆し易い状態となる。

→コンクリート内部に雨水が浸透し、鉄筋が発錆

→鉄筋の体積が膨張しコンクリートを押し出す。

コンクリートのかぶりが暑さが充分にとれていない箇所に発生しやすく、

内部横筋・縦筋の他、セパレーター端部での発生も顕著です。

コンクリートの中性化は次の原因としてあげられます。

・コンクリート打設時の作業手順の不備

・クラック発生箇所からの雨水等の浸入

等が原因としてあげられます。

 

今回は、爆裂補修工事の施工事例を紹介いたします。

①施工前

 

②爆裂箇所撤去

 

③プライマー塗布

 

④モルタル形成

⑤色、模様合わせ施工後

 

爆裂発生箇所は

・露出された鉄筋の更なる腐食による強度の低下

・発錆した鉄筋を伝い更なる爆裂の延長

・押し出されたコンクリート片の剥落による第三者の人身事故の発生

等を引き起こす原因となります。

外壁のひび割れ、膨れなどが見られたら要注意です。

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