Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

中東貨物船事件~シーレーン防衛との真摯な向き合いを!

2019-06-14 21:21:57 | 国際・政治

海上保安庁による 日本海沖漁場の違法操業向警戒が、徐々にだが強化されている様だ。広い海域と長大な海岸線警備の大変さは分かるが、何と言っても我国の排他的経済水域EEZ域内での問題だ。特に前出海域屈指の好漁場とされる大和堆周辺では、近年主に北鮮の漁業関係勢力による違法操業が目立ち、これが一因で好漁期の出漁を断念するケースも少なくない様だ。こうした状況を少しでも減らす為、できるだけ漁場海域の巡回と警戒を多く行う様お願いしたい。相手も悪い。何せ我国の独立、尊厳そのものを認める意思のない北鮮だ。通常の警備に加え、やはり相当な有事への対応も 視野に入れる必要がありはしないか。

沖縄・尖閣諸島周辺では、我国領海にも関わらず 中国大陸船艇出没の為 安心して出漁できない状況もみられるやに聞く。この問題に、玉城沖縄県知事が「中国側も警戒目的で航行して来ているのだから、徒に刺激する様な挙に出るべきでない」旨の見解を表したとされるが、とても沖縄県政の長としての自覚ある言動とは思えない。我国領海内でさえ漁撈の安心を保障できないでは「一体、どこの国の政治家だ?」と疑問や批判を向けられても仕方がないのではないか。

さて警備といえば昨日 6/13木曜、中東オマーン湾のホルムズ海峡にて、航行中の大型貨物船 2隻が正体不明の相手から攻撃され被弾という遺憾な事件が生じた。内 1隻は 我国企業が運航する中米船籍船だった由で、外国人乗組員中若干の方が軽傷に見舞われた様だ。沈没に至らなかったのは不幸中の幸い。もう一方の 北欧企業保有の船舶と共に、一言のお見舞いを申す次第。攻撃の相手、使われた火器などは調査中につき言及を控えるが、安倍総理大臣が米合衆国と折り合いの悪いイラン・イスラム共和国訪問の折だけに 早めの真相究明を望みたい所である。

それにしても この様な事象は少し前から他国の船舶には生じていたとされ、我国でもかねて問題提起される 石油を初めエネルギー資源の輸送路・シーレーン防衛の議論を深めるきっかけにして欲しいと願うのは拙者だけではあるまい。前述のホルムズ海峡に加え、海賊出没の高頻度な東南アジアのマラッカ海峡や 中国大陸の露骨な進出が目立つ南シナ海なども「海の難所」と呼んで良いだろう。エネルギー資源自体のみならず その海上輸送も依存している海域である以上、我国としても その海路を守る「シーレーン防衛」と正面から向き合い、当然の事として 海上自衛隊にその任をお願いすべき国民的立場であろう。

こうした事を申すと「お花畑」の護憲原理勢力は直ぐ「憲法違反の自衛隊海外派兵」などと騒いで妨害を図るが、そうであれば 日頃の交通手段とかを厳しく見直せと申したい。自家用車の使用は基本不可、空調や家電の使用も厳しく規制されて然るべきだ。便利な生活を手放したくなくば、国際的に至当とされる 応分の国民的負担を受け入れるべきは当然で、自国の要するエネルギー輸送の安全は 基本自国で責任を負うべきだろう。この様な行為を実行しても、中国大陸や朝鮮半島辺りは 正面からの非難はしないはずで、むしろ国際社会の常識をようやく実践したとして 遅ればせながら評価の一つもされるのではないか。

今週末からは、長野県下で予定される主要20カ国地域首脳会合 G20の関連会合にて、エネルギー安保関連の議論もされそうだという。折角の好機 我国はこれまで以上に踏み込んで、特に中東と東南アジアのシーレーン防衛につき 真摯な姿勢を見せる努力をすべきと心得るものだ。今回の中東にての貨物船事件は、我々の日常を支えるエネルギー資源が 大きなリスクを負って日々運ばれて来ている現実を改めて眼前に突き付けたといえる。今回画像は、冒頭の漁場警戒が行われる日本海岸を行く JR信越線の様子。同線と北陸、羽越、奥羽の各 JR線と、北陸新幹線開業に伴い第三セクター移行を行った北陸地方の線区を含め「日本海縦貫線」とも呼ばれます。


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