2017年2月8日のブログから
ワンオペ育児という言葉が、生まれること。
それは、本当に、私だけじゃなく、
大変な状態で育児をしている方がたくさんいらっしゃるからでしょう。
仕事へ出るとなると、
保育園へ預けます。
すると、集団感染で、
万年、風邪ひき状態で、
治っても、すぐ引き、
水疱瘡などの感染もしやすい。
そういった場合、
母親が、看病するのが当たり前の世の中、
父親が、都合をつけて休んでくれることはまずありません。
でも、母親も、職場のシフトで、お休みが取れない。
人出が足りない。
その中で休もうものなら、
パートだと、
「もう来なくていいよ」と言われてしまうリスクも大きく、
しかも、休みたくて休んでいるわけじゃないのに、
「休みが多いんだよ!!」と文句も言われてしまう。
パートだと、時給だから、お給料も減ってしまうし…。
そうすると、
子供には申し訳ないと思いながら、
解熱の座薬を入れて、
見た目だけ平熱にさせて、登園させてしまう。
子供だって、体調悪くて、しんどいのに…
保育園側も、
集団感染を避けたいので、
少しでも微熱があると、親を呼び出し、
早退を強制されてしまいます。
保育園の事情と、職場の事情の間で板挟みになってしまう、母親。
「熱があるなら、家で寝かせておけばいい」
「うちはそうやってきた」
と職場の人たちから言われ、
お休みをもらえず、
小さい子を一人で寝かせて、
仕事へ出ているという方もいらっしゃいました。
当時、市では、母親の負担を軽減しようと、
子供をベビーシッターのように預かってくれる、
ファミリーサポートという制度を始めていました。
1時間、700円。
ですが、当時、パートは、750円から800円くらいの時給で、
生活が苦しくて働いているのに、
手元へ残るのは、差し引き100円×5時間ほどのバート=500円/日。
送り迎えの時間も入るので、プラス1時間とすると、
さらに700円かかるので、
500円-700円で、マイナス200円。
夕食代にも、子供の病院代にもならないどころか、赤字です。
これでは、ファミリーサポートへ何のために預けるのか、わかりません。
利用者は、ご近所では、
正社員の方か、
看護師さんのような高時給の方に限られていたようです。
今は、その制度、どうなってるのか、
子供も大きくなってしまったので、
わからないのですが。
改善されていることを願います。
ただ、こういう経験も、
私の場合は、周りに同世代の子供を持つ親が多かったことが、
幸いしてました。
しかも、常識ある方たち。
つらいことを吐き出す場所がありました。
大変だったけど、素敵な仲間がいて、
懐かしい、いい経験の思い出ができました。
これから、
ますます、晩婚化も進むでしょうし、
少子化も進むと思われます。
金銭的に、
夫だけの収入では、自由がきかないですし、
夫は、子供が体調を崩しても、
そのための休みは取ってくれないでしょう。
会社側も、嫌がるでしょうから、言い出せないこともあると思います。
これは、政府だけの問題ではなく、
社会全部、男性だけでなく、
独身女性の働く方の意識も、
今まで子育てしながら働いてきた先輩女性の意識も、
「お母さんの負担を軽減していこう」と
変わらないと、難しいでしょうね。
会社での“お母さん”の敵は、意外に「女性」だそうですよ。
「私だって、子育てしてた時はそうだった」とか、
独身女性は、もちろん、経験ないですから、
「私たちだって、休みたいのに…」とか。
お母さんは、子供が具合悪くて休んでるので、
会社はお休みかもしれませんが、
気分転換をするため、体や心を休めるためのお休みじゃないんです。
その辺、社会の男性、女性、共に、理解が進んでいないですよね…
私の子供たちが小さいときもそうでしたが、
20年近くたった今でも、まったく変わっていないことに、
正直がっかりします。
でも、私が思うことは一つ。
「全ての人が幸せに変われ!!」