祝!二十歳。 | おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

ハイシニア柴犬介護記録です。
1年3カ月の闘病期間を含め、いつでも家族みんなで笑いながら過ごした、柴犬「わんこさん」との16年と8カ月の生活。
悲喜こもごもあったけど、トータルしてとっても幸せだった日々のおはなしです。

犬と一緒に過ごす生活って、いいね。

今月25日、わんこさんのお誕生日でした。なんだか特別だと思うのは、今年が二十歳のお誕生日だから。そして今月は、今までのんびり生きてきた私には、怒濤のように慌ただしく過ぎた一ヶ月でした。

 
事件と事故、一報を境にしてあっけなく引き起こる突然の運命の暗転劇を経験し。そして、病気も。悪いところが出てくるお年頃とはいえ、ここ一ヶ月の間に親族が三人も、病気で手術を受けて。私の周囲で、よくないことが立て続けにおこりました。悲劇のヒロインの作り話だとしたってあれもこれもあんまりにも重なりすぎ、嘘くさくなってしまうような事態。生まれつきヒロインではない私はただ翻弄され、それぞれの地域を行ったり来たりして。朝目覚めた時、さて昨日私はどこで眠ったんだっけ?と考えなければ、今いる場所さえわからなくなる始末。
 
そんな日々も落ち着きを見せてきた頃、わんこさんのお誕生日がやってきました。まだフルメンバー揃わない家の中、「二日だけ待ってね」とわんこさんにとっておきのおいしいお菓子をお供えして、病院に日参する。遠くて駆けつけられないところへは、頻繁に連絡を入れる。そんな日でしたが、これからは上向きの運勢になると思える実感がありました。
二日後には家族みんな揃って食卓を囲めるから、ケーキはそのときにしようね。おかえりなさいと退院おめでとうと、わんこさんの二十歳のお誕生日、みんないっぺんにお祝いしてしまおう。そう考えて、27日の夕食を準備しました。買い物に行く時間をあまりとることができずにありあわせの材料でのお料理と手作りのムースケーキでしたけど、食卓にミニわんこさんものせて団らんの時間を過ごせました。この1カ月のつらい期間、みんなそれぞれの持ち場で踏ん張って耐え抜きました。自分よりも他の家族の気持ちを思いやりながら支え合いました。当たり前の幸せを実感できた気がします。
 
わんこさんからの、サイン?まるまると太った柴の子犬と一緒にいる夢を見ました。
わんこさんと同じ赤柴。わんこさんとは違い、黒っぽい毛色の混じった子でした。夢の中脱走していなくなり、必死で探したら日なたで気持ちよさそうにぐうぐう眠っていた。そんなおおらかなところはわんこさんに似ている気がします。この先、どんな時でも頼れる存在の「家族」の仲間に、小さくて毛深い無邪気なメンバーが加わるのでしょうか。助け合い支え合い、一緒に過ごす日々の幸せを共有するために、我が家にやってきてくれるのかもしれません。
 
 
 


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