クラフトビール醸造所アオイブリューイングさんとコラボレーションさせていただきました
和紅茶エールが出来上がりました。
静岡市のお茶を使用したビールが欲しい・・・ という構想から5年。
醸造職人、そして茶匠という「作り手」の夢がこもった一杯です。
今回この和紅茶エールに使用した紅茶は、幸せのお茶「まちこ」の紅茶。
まちこは、静岡市清水区のみで生産されている清水のブランド茶。
品種名を静7132といいます。
そんな形式のような名前をかわいそうだと思った、地元清水のお茶摘みさんが
ご自身のお名前をこのお茶につけたことから、「まちこ」という名前がついた・・・
そんなストーリーを持つお茶です。
そしてまちこ最大の特徴は、ほのかに香る桜葉の香り。
茶葉の中に香り成分のクマリンを含んでいるため、
お茶を淹れると、桜餅を口に含んだ時のあの香りが広がります。
清水区内では30軒の茶農家がまちこの研究会を組織し、産地化を進めています。
日本のみならず、ドイツやイタリアなど海外からも注目されるお茶のひとつです。
このまちこの茶葉を完全発酵させて作った紅茶は、
桜葉の香りはとんでしまうものの、やさしい甘味が特徴です。
そんなストーリーがギュッと詰まった地元の茶葉を使用して
今回和紅茶エールが作られました。
待ちに待ったエールの仕込みは7月の上旬。
アオイブリューイングさんの醸造所で行われました。
世界のビールを知り尽くしたM社長、そして若きクラフトビール職人Hさんの
和紅茶エールの仕込みに同行しました。
水、麦芽、酵母… 手際よく進められる仕込みの工程。
「ビールってこうやって作られているんだ」…と、
製茶作業にはない工程の連続で、見るものすべてが興味深いものでした。
若き職人は口数が少ないながらも、楽しそ~うに作業するのが印象的。
「やっぱりみんなを笑顔にする飲み物だから、楽しく作らないと」というところは、
お茶と一緒なんだなと、なんだか妙に親近感が湧いてきました。
そして仕込みから1か月半。
遂に、和紅茶エールの完成です。
エールとは上面発酵で醸造されるビールの事で、
その特徴は、豊かな旨みとフルーティーな味わい。
まさにその通りの夏にぴったりの一杯となりました!
静岡のクラフトビール醸造所とお茶問屋が作ったエール。
唯一無二の一杯を是非、ご賞味ください。
現在和紅茶エールは、アオイブリューイングさんの直営店
アオイビールスタンドさんにて開栓中です。
こちらも是非ご利用ください。
〒420-0857 静岡県静岡市葵区御幸町4−6
(Den bill 1F)
営業時間 11:00~23:00
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