ブラジル人の小1ガオ君
日本生まれのガオ君だけど
ご両親(離婚されている)はポルトガル語
平日はパパの所から小学校へ
土日はママのところ
塾にはママが連れて来るので授業は土日のどちらか
今朝9時半頃サンクス・ワンのグループLineに予約が入り
1時間授業をしました
二桁引く一桁
「本人良く分かってないね
だからお願い」
ほいほい
了解
日本中の小学1年生はだいたい同じことを習っているのかな
ここは根気よくお付き合いね
こんな風にやり方を伝えました
まず10からの引き算をします
ガオ君には8月入塾の後
10になる組み合わせをノートに書いて覚えさせました
ですから
10-8は結構早く出来ます
そこで出て来た2と最初にあった1の位の5を足します
上の様に赤と青の線を引きながら10問
答えは本人に考えさせながら
そうしたら
「やり方わかった~」
とその後20問出来ました
途中お遊びでしりとりをしたりして
何とか集中して出来ました
ガオ君
「パパがね、僕の頭は悪いって言ってた」
そうなの
「うん、パパが教えてくれても覚えないから」
でも今日出来たね
パパに出来るようになったところを見てもらおうね
本心ではなくてもこういった言葉は心に残るもの
潜在意識にストンと入ります
心して言葉は使いましょう
さて
小1によく見られる現象に
指を折って足し算するやり方があります
ガオ君も最初やっていました
こんな風なやり方です
足される1を言ってから
足す9を指で数えるのです
口と指がズレてます
塾講師になったばかりの頃
何をやっているのか見当が付きませんでした
その場しのぎのやり方ですよこれは
長い目で見た時
このやり方が身に付いてしまうと
なかなか離れられません
それよりちょっと時間をかけてでも
10になる組み合わせを覚えさせた方が
引き算が始まった時にも役に立ちます
以前の中学生も
中3になっても指を使っていました
もちろん個人差はあります
たいがいの子は小3、小4くらいで卒業しては行きますが
早いうちから身に着けておいた方が本人のためかなぁ
今日のガオ君の話
もうじきママはブラジルに帰る
パパは午後3時頃からここの公文に来たいって
うん
ここ公文じゃないよ
うん
塾でしょ
そうよ
塾って公文って言うんじゃないの
こうして一つずついろんなことを覚えて行くのよね~
以前行かされていた公文をやめて
サンクス・ワンに来てくれるようになったそうです
宿題があるのが嫌で
パパに学校だけにさせてと頼んだとの事
それがママのお友達のブラジルの方の息子さんが来てくれていて
土日も祝日も私の都合がつけば受けているので
8月に紹介で来てくれるようになりました
最初の1回目はママも一緒に
そうしたら怒られてばかり
頭もポコポコ
ガオ君怖い顔してママをにらんでたな
でも今日
ここは良いよと言って頂けた
ほんま
嬉しいね
学校の先生はジュンコ先生
塾の先生は何て名前
ち~坊よ
よろしくね
ふ~ん
で ち~坊先生のママの名前は
私のお母さんはね
ひさえ
しんちゃんのママと似てるね~
しんちゃんのママはみさえさんね
似てるねぇ
なんてたわいない話に付き合いながら
1時間を終えました
素直に育って欲しい
ガオ君頑張ろうね
ではまた
ごきげんよう