小さな悟り
私事で恐縮ですがぁ~
現在要介護4の
立つことも寝返りも上体を起こすことも出来ない母の介護をしております
早や2年になります
昨日おトイレはどうしているのと聞かれました
ベッド上で処理しています
でも経験のない方には「あっそ」と言う程度の理解でしょう
昨年高熱を出した後は
食事は全介助
一口ずつ口に運び食べ終わるまで1時間以上
その後に私の食事
もうどうでも良くなっていました
それが献身的な介護の結果
(自分で言うのもなんですが本当によくやっています)
10ヵ月後から自分で食べるように回復
進行性の胃癌も宣告から3ヵ月で消えうせました
母のお世話と塾の両立は精神的にも負担は大きく
腐る時もあります
入浴はもう家では無理なので
ショートステイを利用しています
93歳
日帰りでは身体に負担があるだろうと泊りで出かけてもらっています
普段は母がいない晩も授業がありますが
月に一度「古事記講座」の会を主催していて
その時だけは塾はお休みを頂いております
今回は3泊4日のショートステイが取れまして
昼間は講座に出掛けても
3晩母がいない自由な時間を過ごせました
夕飯に好きなものを作り
食事も楽しめました
母がいる日は超きざみ食
食べやすいものを作ります
お肉は口の中に残ってしまうのでほとんど使いません
母中心の献立です
だから出掛けてくれて
心穏やかです
まるで極楽
施設に預けているお宅はこんな自由があるのかなとふと思いました
そしてハタと気付いたのです
スムーズに人生を歩むと
魂の進歩はないに等しいかなって
明日母は帰宅します
またあのお世話が始まる
先日はぎっくり腰
それでも私が動かさなければなりません
自分の事は棚に上げないと
このしごきの様な時間に私はずいぶん精神的にも成長したなと思います
「摩擦があるから前に進む」
愛読書にある言葉です
テストで失敗しても試合に負けても「へこたれるな」ですね
常に起き上がる強さを身に着けるチャンスなのですよ
何事も訓練ね
約2年ショートステイを今までも利用してきました
母の事がいつも心配で
可哀想だと思って来ましたが
9月の利用中に施設で写してくれた写真の顔を見て
心配がすっ飛びました
ね、いい顔しているでしょ
施設からお迎えが来ると今でも行きたくないと言いはしますが
行けばそれなりに楽しんでいたのです
今回はもう何も気にしていません
私も母のいない夜を楽しめました
来週からはまた母がいなくても授業をしていますので
今回のようにゆっくり食事は出来ません
やるべきことはしっかりとやって
月1の勉強会の日を楽しみに日々を重ねていこうと思います
悩んだり腐ったりするのは魂の向上のチャンスだったのです
来世があると信じています
今の頑張りがこれからの人生を高めてくれます
介護疲れから殺人事件に発展したニュースをたまに見ます
どんなに辛かったことでしょう
お気の毒ではありますが
自分に負けてしまったのですね
問題のない人生は楽ですが
愛情を育む機会にはならないかもしれません
ではまた
ごきげんよう
アマビエ様日本を( `・∀・´)ノヨロシク