2017年05月30日
日ごろ汗をかかない人は真夏日の熱中症にご用心!
まだ若いと思っていても起こる熱中症とは?
5月下旬にもかかわらず、30℃を越える真夏日になりました。
今日のように急に暑くなると身体がついていけず、熱中症になるケースが増えてきます。
日ごろから、自律神経失調ぎみの人、汗をかくことがなく発汗機能が整ってないと思われる人は要注意です。
熱中症は、端的に言えば、体の熱がうまく外に放出できない状態のことです。
つまり、高温環境下で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破たんするなどして発症する障害の総称を熱中症といいます。
その熱中症の症状にはT度からV度まであって、T度の初期症状が出た時点で作業を中断し、休憩と応急処置をしましょう。
とにかく早く体温を下げるにつきます。
もし、そのまま放置すれば重症化して、取り返しのつかない事態になってしまうかもしれませんよ!
熱中症対策
身体の熱を逃がしやすい発汗性のいい服装で直射日光を避け、こまめに水分補給が基本です。
日頃からウオーキングやスポーツをして汗をかくための自律神経の反応をよくしておくのも必要です。
こんな症状が危ないサイン
以上の症状が出てきたら、熱中症初期段階のT度ではないかと疑ったほうがいいでしょう。
私も過去2回、ゴルフ場と自宅で熱中症になったことがあります。
その時に体験した症状を思い出して紹介しておきます。
息苦しさ、不快感、たくさん汗をかく、ふくらはぎの筋肉がつる(こむら返り)、立ちくらみ、頭がボーっとする、血の気が引く感じ、脈が止まりそう、力が入らない。
このような症状が出たら、熱中症の症状を疑ってみてください。
この時、水分補給が足りてない自覚があればなおさらです。
早めに応急処置されることをおすすめします。
主な熱中症の症状と重症度
T度 ⇒ 応急処置で対応の軽症
めまい、立ちくらみ、血の気が引く感じ、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、手足がつる、大量の汗をかく
U度 ⇒ 病院治療が望ましい中等症
不快な頭痛、気分の不快感、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、力が入らない
V度 ⇒ 救急車を呼んで集中治療が必要な重症
意識障害、けいれん、身体がガクガクする、呼びかけに対する反応がおかしい、ふらつき、もうろうとする、まっすぐに歩けない、フラフラしてまっすぐ走れない、高体温
熱中症になってしまったら…
休憩と安静→水分と塩分補給→脱衣と冷却→意識障害は救急車
と、しっかり覚えておいてください。
自分が、または、家族や仲間の様子がおかしいと感じたら早めに応急処置をしましょう。
特に注意が必要なのが、夏場の炎天下でのゴルフです。
汗をたくさんかいたあとに飲むビールは最高なんですが、アルコールの利尿作用によって脱水になってしまうので、お酒を飲んだら水分補給はかなり多めにとらないと危険です。
水分不足から脳梗塞への危険もありえますので、水分は普段の2倍は用意しておきましょう。
熱中症の応急処置
1.休憩と安静
⇒ 風通しの良い日陰、クーラーが効いている涼しい部屋に移動
2.水分と塩分補給
⇒ 冷たい水、経口補水液、スポーツドリンクなどを飲む
3.脱衣と冷却
⇒ 服を脱がせる、皮膚に水をかけて扇風機、うちわや衣服であおぐ
⇒ 保冷材か氷のうを、首、わきの下、足の付け根にある動脈を冷やす
4.意識の確認
⇒ 呼びかけても反応が鈍い、反応がないときはすぐに救急車を呼んで病院で治療
おさらい
・日ごろから汗をかく運動をしておく
・暑い日の水分補給はこまめに多めに
・症状が出たら体温を下げて水分補給
・意識もうろうなら救急車をすぐ呼ぶ
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